次の時代を担う中学生が、人権に関する作文を書くことを通して、人権尊重の重要性や必要性への理解を深め、豊かな人権感覚を身につけることを目的に行われている「全国中学生人権作文コンテスト」。
令和7年度の兵庫県大会には、県内の中学校から計7万9762編の応募がありました。その中で、「手をふってくれる人」と題した作文が審査員特別賞(ラジオ関西賞)を受賞した、洲本市立青雲中学校3年生の武田彩芭(たけだ・いろは)さんに、作品に込めた思いなどを聞きました。(※聞き手は、フリーアナウンサーの木谷美帆さん)

武田さんの作品は、身近な日常の中での出会いを通して、障がいのある人との関わり方や、自分自身の考え方の変化を率直につづった人権作文です。
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――今回の作品は、どんなきっかけで書かれたのですか。
【武田さん】 家の周りにいる障がいを持つ人が、会うたびに私にニコニコしながら手を振ってくれます。それがうれしくて、今回この作文を書かせていただきました。
――おうちの近くの公園での出会いとのことですが、毎日その人に会うのですか。
【武田さん】 毎日ではありません。部活動が終わる時間が違うので、会うときもあれば会わないときもあります。
――作文の中で、「障がいがあることは、できないことが多い人なのではなく、できることが違う人なんだと考えるようになった」と書いていますが、そう思えるようになった理由は何ですか。
【武田さん】 障がいがあるからといって、話せないとか、うまく話すことができないわけではないと感じました。その人自身も、ほかの人と比べて何百倍もニコニコしてくれますし、私にとっては勇気づけてくれたり、元気をくれたりする存在だと思いました。
――これから、どんなことを大切にして過ごしていきたいですか。
【武田さん】 今もたまにお会いしますが、そのときは手を振り返しています。これからも、私も毎日ニコニコしながら手を振り返し続けたいと思います。
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武田さんの作品は、読む人の心が自然と温かくなる内容です。実際に話を聞いた彩芭さんの穏やかな笑顔からも、作文に込められた思いがまっすぐに伝わってきました。

なお、第44回全国中学生人権作文コンテスト兵庫県大会の表彰式は、2025年12月13日に兵庫県学校厚生会館で行われ、最優秀賞5編のほか、武田さんらが選ばれた審査員特別賞、ならびに優秀賞に輝いた中学生が表彰されました。兵庫県の最優秀賞をはじめ、各都道府県から推薦された作品が集う全国大会の結果は、今年1月23日に発表される予定です。





