「意外と大きい」「触手がそうめんぽい」 初公開のユウレイクラゲに感想続々 神戸須磨シーワールド

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 “スマシ―”の愛称で親しまれている、神戸須磨シーワールド(兵庫県神戸市)。先月、「ユウレイクラゲ」が一般公開され話題になっています。一体どんな生きものなのか、詳しい話を担当者に聞きました。

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 約560種1万9000点の生きものが過ごす当施設において、「なごみ担当」とも言えるのがクラゲ。ミズクラゲ・アカクラゲ・カブトクラゲなど全7種が展示されており、クラゲにも“旬”があるため定期的に種類を変更しているといいます。

ミズクラゲ(画像提供:神戸須磨シーワールド)

 そこに新たに仲間入りしたのが、冒頭で紹介したユウレイクラゲ。野生では本州太平洋沿岸から瀬戸内海・九州沿岸に生息しており、夏から秋にかけて見ることができるそう。傘の直径が30cm程の個体が多く、中には最大50cmに達するものも。白色・乳白色の柔らかい体、多数の長い触手を持ち、刺胞毒が強く、他のクラゲを食べるのが特徴だとか。

新たに仲間入りした「ユウレイクラゲ」(画像提供:神戸須磨シーワールド)

 このユウレイクラゲは、2024年の8月中旬に採集されたオスとメスをバックヤードの同じ水槽で飼育していたところ、放精・放卵を確認。そして、プラヌラ幼生(=クラゲの受精卵が孵化した最初の姿)を回収することに成功し傘の直径が8cm程になるまで成長させることができたため、初展示をすることが決定したのだとか。「傘が奇形になりやすいため、シビアな水流の調整が必要となります。また、共食い防止の観点から展示個体数も調整しています」と話す担当者から、ユウレイクラゲの飼育の難しさがうかがえます。

 12月8日からスタートした一般公開では、ユウレイクラゲを見た来訪者から「思ったより大きかった。白くてふわふわしていた」「触手がそうめんみたいな質感」といった声が上がっているそう。

クラゲを展示しているエリア(画像提供:神戸須磨シーワールド)

 クラゲのほか、同施設ではシャチのダイナミックなパフォーマンスや悠々と泳ぐシャチをみながら食事を楽しめるレストラン、「水の一生」をテーマに瀬戸内海の原風景を再現した展示など、楽しみながら学べる機会を提供しています。噂を聞きつけ、国内外問わず幅広い世代の来館があるとか。

「今後は地域の企業や学校との産学連携の取り組みを通じ、サステナブルについて学べるようなイベントを少しずつ進めたい」と担当は意気込みを見せ、取材をしめくくりました。

施設外観(画像提供:神戸須磨シーワールド)

(取材・文=長塚花佳)

※ラジオ関西『Clip』水曜日 2026年1月7日放送回より

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