刊行から1年が経ちますが、その間、金澤さんは全国各地で読み聞かせやワークショップを開催してきました。
「例えば『ハリネズミのポーズ!』と声をかけると、みんな一生懸命に丸まって身を守ります。その時の子どもたちの顔は怖がっているのではなく、『上手にできた!』という誇らしげな笑顔なんです。身を守る=自己肯定感につながっていて、何度もポーズを実践してくれます。防災は知識だけでなく体感が重要だと、再認識しました。読み聞かせの後、家庭でも子どもが寝る前にポーズ(安全な場所への移動など)を練習しているという声を聞くことがあり、絵本が家庭でも防災意識の向上のきっかけになっていることが、何よりうれしい発見でした」(金澤さん)
本書には、6つの「命を守る行動」だけでなく、ポーズの解説や家庭での防災のヒントなど、大人にも役立つ情報が書かれています。
KADOKAWAの担当者は「コンセプトは『子どもたちが進んで読みたがる』防災絵本。ポーズの考案は防災絵本専門士のこがりょうこ(古賀涼子)さんに依頼し、子どもたちに人気のうさぎ、ネコ、コアラといった動物をモチーフにしながら、直感的な分かりやすさと覚えやすさ、実用性(安全性)にこだわりました。金澤さんのモフモフとかわいらしい動物たちの表現に加え、アナウンサーでもある古賀さんのアドバイスが反映された読みやすいテキストも、本書が広く受け入れられた大きな要素であると感じています」と話しました。
これからも個展・原画展やワークショップなどを通じて、「原画のエネルギーを直接届けたい」と、金澤さん。「絵本を通じて、一人でも多くの子どもたちが『自分の命を守る力』を育めるよう、これからも描き続けていきたい」と思いを述べました。
◆金澤麻由子さん、今後のイベント出演予定
1月24日(土)
「南草津安心・安全フェスティバル」※防災絵本ワークショップ
会場 草津市立草津クレアホール(滋賀)
2月20日(金)~23日(月・祝)
「嵯峨美術大学メディアアート作品展『peace』」
会場 嵯峨美術大学・嵯峨美術短期大学 大阪サテライトキャンパス広洲会館 アートスペース天王寺
2月28日(土)
「生涯学習講座 第6期田辺眞人名誉館長文化サロン『災害史から学ぶ』ゲストトークと原画展」
会場 兵庫県立兵庫津ミュージアム




