TM NETWORKのメンバーであり、小説家としても活動する木根尚登さんが、ラジオ関西の番組『明日への扉〜いのちのラジオ+〜』に出演。これまでの活動について語りました。

木根さんは、1979年にロックバンド・SPEEDWAYのメンバーとしてデビュー。1983年には、同グループに所属していた小室哲哉さん、宇都宮隆さんとともにTM NETWORKを結成し、数々の大ヒットを重ねてきました。ギタリスト、シンガーソングライターとしての活動に加え、小説家としても活躍。著書『ユンカース・カム・ヒア』は、全国の小中高推薦図書にも選ばれています。
中学生のころ、吉田拓郎さんのレコードをきっかけに作詞作曲をはじめたという木根さん。中学卒業後の春、1人でオーディションを受けたことが夢への第一歩でした。その後、宇都宮さんとデュオを組み、100回近くオーディションに挑戦し続けます。
やがて、小室さんから「デジタルロックみたいなのをやらないか」と誘われ、「よくわからないまま入ったバンド」がTM NETWORKでした。グループとして出場したオーディションでは、見事グランプリを獲得し、1984年にデビューを果たします。
執筆活動のきっかけは、小室さんからの依頼でした。ラジオドラマの脚本を書いた経験はあったものの、小説を書いたことは一度もなかったため、「即答で断った」と当時を振り返ります。
しかし、「挑戦と応戦」という言葉に出会い、考え方が変わったといいます。
「みんな、やる前から無理と決めている。どんなことにも挑戦して、応戦していくなかに人間の成長がある。やる前から無理と決めるのではなく、ダメだったらやめればいいと思って挑戦した」(木根さん)
そうして木根さんは、約1年をかけて300枚分の小説を書き上げました。
「小室さんのひと言で、夢にも思わなかった小説家の道が開けました」と笑顔で語る木根さん。この経験をきっかけに物語を作る楽しさに目覚め、これまでに30作以上の作品を執筆しています。
大きな試練を乗り越えた経験について問われると、「夢を追い続けるなかで、周囲が就職していく一方、『お前はいつまで遊んでいるんだ』と言われていた時期が最も苦しかった」と明かしました。そのつらい時期に意識していたのは、「人と比べないこと」だったといいます。
「人と比べることに、意味はまったくない。みんな横を見るから、焦ったり嫌になって歩みを止めてしまう。時には休んでもいいから、絶対自分は掴むんだと信じて、前を向いて進むことが大切だと思います」(木根さん)




