全国で大規模な火災が相次ぐ中、神戸市でも身近な製品が原因となる火災が改めて課題となっています。
神戸市消防局によりますと、昨年(2025年)1年間に市内で発生した火災は439件でした。このうち、最も多かった原因は電気が関係する火災で、96件を占めています。
電気火災の中でも目立ったのが、リチウムイオン電池が関係する火災です。モバイルバッテリーやスマートフォンなどの充電中に出火するケースが多く、年間29件発生しました。製品の不良や経年劣化が主な要因とみられています。
また、コンセント周辺にたまったほこりや結露が原因で発火する「トラッキング現象」や、家具の下敷きになった電気コードからの出火も確認されており、日常生活の中に潜むリスクが浮き彫りになっています。
同局では、リチウムイオン電池について、純正品やPSEマークのある充電器・ケーブルを使用することや、高温環境での使用、落下などの強い衝撃を避けることが重要だとしています。


さらに、住宅用火災警報器や消火器の設置・点検も欠かせないといいます。設置義務化から10年以上が経過している警報器については、異常がある場合や設置時期が分からない場合、交換を検討してほしいとしています。
空気が乾燥するこの時期は、火災が拡大しやすい傾向があります。神戸市消防局は、電源周りや身の回りの環境を今一度確認することが、火災予防につながるとしています。






