INAC神戸、WEリーグ女王奪還へ 新戦力が起爆剤となるか 次代のなでしこ候補らが語る決意

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◆プロのレベルに驚きも「わからないときは聞きます!」

 高校やJFAアカデミー、大学、なでしこリーグから日本最高峰のWEリーグで1、2を争う強豪に加わった4人。プロのレベルの高さを痛感しつつ、日々鍛錬を積んでいる。

 INAC神戸に加入し、「守備の強度」に驚いたという加藤選手は、「すべての強度が高くて、寄せが早かったりとか、奪った後の攻撃が早かったりとか……」と話しつつ、「チームの目標に絡んでいけるように、コンディションを上げていきたい」と宣言。

 松浦選手は「自分の強みはロングボールの対応とヘディングの部分だと思っています。自分のプレーが出せる状態に持っていけたときはしっかり勝負できていると思います。まずは日ごろの練習から一つひとつの質にこだわっていきたいです。そして、どんなときも自分の良さを出せるようにしていきたいと思います」と上を向く。

 一方、10代の2人はさらにどん欲だ。「日頃の練習からスピード感に慣れるというところと、慣れるために周りを見る回数とか、できることはたくさんあると思うので、そこは意識しながらやっていきたい」と榊選手。

 佐藤選手は「正直、できてないことばかりです。高校時代、勢いでプレーして、フィジカル的にも勝てていたようなシーンでも、今は勝てなくて、チャンスすらもなかなか来ない。ものにするのはまだまだです。すべて技術もそうですし、戦術もそうです。もっともっと自分のものにしていかないといけないと思います。悩むというよりは、自分はしゃべれる方なので、わからないときは聞きますし、コミュニケーションが大事だと思います」と強調した。

◆マイブームは「クッキーづくり」「恋愛リアリティーショー鑑賞」

 WEリーガーの第一歩を踏み出し、練習に励む毎日だが、リラックスする時間も必要だろう。佐藤選手のマイブームは「クッキーづくり」。材料や混ぜ方など、工夫を凝らしているという。オフにチームメイトといちご狩りに出かけたという榊選手は「恋愛リアリティーショーを見るのが好きです」と打ち明ける。

 松浦選手は「オフは神戸の南京町に行きました」と言い、関西に住むのは初めだという加藤選手は「違うイメージもあったのですが、みんな優しくて住み心地がいいです」と告白した。

 今季のWEリーグは後半戦が始まったばかり。15試合を終えて11勝2分け2敗の勝ち点35で首位を堅持するINAC神戸は次節、アウェイで3位(※)につける日テレ・東京ヴェルディベレーザと対戦する。(※2026年2月17日現在)

 2021-22シーズンにWEリーグ初代女王となったINAC神戸だが、その後の4シーズンはいずれも終盤に息切れして2位に甘んじてきた経緯がある。新戦力の4人が「シルバーコレクター」となったチームを再び頂点に押し上げる起爆剤となるか、期待される。

(取材・文・写真=北川信行)

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