イニエスタも愛する「パデル」 兵庫・尼崎に国内最大級施設 支配人は元日本代表 普及と育成に挑む

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 テニスとスカッシュの要素を組み合わせたラケットスポーツ「パデル」の元日本代表が、兵庫県尼崎市で新たな拠点づくりに乗り出す。3月28日、国内最大級規模の専用施設がオープンし、競技の普及と次世代育成を目指す。

 パデルは、ガラスや金網の壁に囲まれたコートでプレーし、跳ね返ったボールも打ち返せるのが特徴のラケットスポーツ。コンパクトなコートでダブルスを基本に行うためラリーが続きやすく、初心者でも楽しみやすい。ヨーロッパや中南米を中心に競技人口が急増しており、サッカー元スペイン代表でFCバルセロナやヴィッセル神戸でも活躍したアンドレス・イニエスタ さんら世界のトップアスリートが愛好していることでも知られる。

 こうした競技の可能性に魅せられ、普及に力を注ごうとしているのが、2019年から2024年まで日本代表として世界大会に出場した沓名舞子さんだ。

「テニスとスカッシュを足して2で割ったような競技。壁に当たったボールがどこから来るか分からなくて惑わされることもあるが、それも面白さの一つ」と話す。

(写真提供:沓名舞子さん)

 さらに「ラケットが短くて手のひら感覚で打てるので、初めての人でもボールに当てやすい。サーブもワンバウンドで打つので、初心者でもすぐにゲームを始められる」と魅力をコメント。

 世界大会を経験し、「壁があることでパワーや体格の差をカバーできる。日本人でも活躍できる可能性があるスポーツだと感じた」と振り返る。

 その経験を次の世代につなげる場として誕生するのが、阪神電車の尼崎駅近くに開業するパデル専用施設「PADEL DOJO(パデル道場)」(尼崎市南城内)だ。屋根付き2面と屋外2面の計4面を備え、天候に左右されずプレーできる環境を整えた。

 パデルを気軽に楽しんでほしいという思いとともに、「これから未来の日本代表になるような子どもたちに、自分の経験を伝えていきたい」と、育成への情熱も強い。

完成イメージ図

 さらに、「関西で4面ある施設はこれまで少なく、大きな大会ができる拠点ができたことは大きい。関東中心だった大会も、関西で開催できる可能性が広がる」と国内拠点としての役割にも期待を寄せるとともに、「海外遠征に出ている選手が、帰ってきてここを拠点にしてくれれば、トップレベルのプレーを身近で見られるようになる。そこから関西のパデルの熱も高まっていくと思う」と展望を描く。

 もちろん、コートの支配人として、関西からパデルの輪を広げたい思いは強い。「できないことができるようになるのが楽しいスポーツ。何度か通ってもらえれば、その変化を実感できると思う」とも話し、幅広い層に体験を呼びかけた。

沓名舞子さん

 施設では今後、初心者向け体験会やイベントなどを通じて競技の普及を進める方針。オープン初日の3月28日と29日には、日本トップ選手によるエキシビションマッチや無料体験会などを行うグランドオープニングイベントも予定している。

 世界的に広がりを見せるパデル。沓名さんは尼崎に誕生する新たな拠点から、関西での競技人口拡大やコミュニティー形成、そして世界に通用する選手の育成にチャレンジする。

沓名舞子さん(左から3人目)と、ラジオ関西『Clip』水曜日パーソナリティーのワタナベフラワー(左からイクロー、クマガイタツロウ、右端がムサ)

PADEL DOJO 公式HP

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Clip (2) | ラジオ関西 | 2026/03/18/水 14:00-15:00

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