兵庫県では、約1年8か月ぶりに副知事ポストが2人体制に戻る。


斎藤元彦知事への内部告発問題を受けて、2024年7月に片山安孝前副知事が辞職した後、副知事は服部洋平氏1人の体制が続き、負担増が指摘されていた。服部氏は3月31日付で退任する。


4月1日付で新たに就任するのは、守本真一・農林水産部長(59)と守本豊・企画部長(56)。3月25日に閉会した県議会で承認され、同日開かれた記者会見では、「じっくりと職員の話を聞き、意見交換の場を持つ土壌を作りたい」と意欲を見せた。いずれも副知事への打診は今年に入ってから。

守本真一氏は1989年に入庁し、36年間を農林水産行政中心に携わった。森林管理・水産資源の回復などの課題に取り組む。
守本豊氏は1992年に入庁。総合企画局長などを歴任し、行財政改革に携わっている。兵庫県は8月にも県債発行に国の許可が必要となる「起債許可団体」に転落する見通しで、「財政健全化に道筋をつけることが大きなテーマ。腰を据えて取り組む」と述べた。


兵庫県では告発文書問題をめぐる第三者委員会の調査で、コミュニケーション不足など組織内の風土が指摘された。
こうしたことを踏まえ、2人は「ひとりひとりの仕事を丁寧に見ていく。しっかりとコミュニケーションを図り、上位者に物申す際に躊躇(ちゅうちょ)する雰囲気を作ってはならない」とした。







