――では、4月から始まる上位8強でのプレーオフ、「チャンピオンシップ」に向けての意気込みを聞かせてください。
【櫻井選手】 昨シーズンはクォーターファイナル(準々決勝)まで進みましたが、初戦で敗れてしまいました。そこで感じたのがチーム力の大切さ。いいときだけでなく、苦しいときにどう向き合うか。いま、レギュラーシーズンの後半戦に入って、そういう部分もチームとしてしっかり話し合えるようになってきました。このままチーム力を高めてチャンピオンシップに向かっていけたらと思います。
【野中選手】 チームの目標はベスト4。これからプレッシャーのかかる場面が増えてくると思いますが、チームがいい意味で楽しんでバレーをやれているときは、すごくいいプレーがたくさん出て、勝てる試合も多いんです。そういう雰囲気づくりを、私自身も率先して作っていきたい。また、試合に出させてもらっている立場なので、個人のレベルアップは欠かせないこと。特に、私はディフェンスもオフェンスもする重要なポジションを担わせてもらっていますので、プレーでも個の力を高めて、チームにいい影響を与えられるよう、自分がやれることを精一杯やっていきたいです。

◆「瑠衣はすごい熱量でやってくれている。だから『いいトスを上げてあげよう』と思う」(櫻井)
【櫻井選手】 あっ、そうだ。瑠衣についてもう1個あるんですが。前のチームのとき、(野中選手が)オポ(オポジット)というのもあるのか、ディフェンシブな選手というイメージが強くて、オフェンスの印象がなかったんですよ。だから、姫路ではオフェンスはどんな感じなのかなと思っていました。実際に一緒にやってみると、瑠衣がハイボールをけっこう打つケースが多いんですが、20点以降になると、態勢が悪いときもけっこうあるなか、そのときに、むっちゃスイングして思い切り打ってくれるんですよ! 「この子、めっちゃ1点を必死で取りに行っているな」と思わせてくれるんです。
【野中選手】 必死ですよ~!
【櫻井選手】 それは本当にベースにあることだと思うんですが、ティップ(指先でボールをコントロール)して、逃げようと思えば逃げれる状況でも、絶対に思いっきりスイングしてくれるから、「この子、すごい熱量でやってくれているな」と感じますし、だからこそ「いいトスを上げてあげよう」って、めっちゃ思わせてくれる選手です。
【野中選手】 感動しちゃいました、いま! プレーのこと、言ってもらえた!
【櫻井選手】 (今回の対談の)最初のとき、言いたいことがたくさんあったのですが、まだまとまっていなかった……。いま、まとまりました! これ、絶対に載せてください! 伝わった?
【野中選手】 うれしいです! 伝わりました! 私も、特に20点以降とかは、チームの雰囲気もありますし、ティップしてもしかしたら決まるかもしれないけど、打って決めたらやっぱり盛り上がるし、勢いをつけたい。自分もそれを課題としてやっていますから。

【櫻井選手】 それね、私も思ってたよ。「ああ、ここティップしたら決まるぞ!」というときもけっこうあるんだけど、打ってくれるから、「いい!! 瑠衣はそれでいいの!」と思ってるよ。
【野中選手】 ハハハ!(笑) 私は、けっこう馬鹿正直に、力任せで打っちゃうから、もうちょっとひねくれてやっていきたいかな。
【櫻井選手】 でも、(その思い切り打つ姿勢も)チームにいい影響を与えているよ。
【野中選手】 本当ですか? それはうれしいです! (バレーボール以外の普段は)ふざけてばっかりいるから(笑)。ちょっとはしゃぎすぎかと……。
【櫻井選手】 そういう選手もおらなあかん!
【野中選手】 楽しいです! 本当に。
【櫻井選手】 むっちゃ楽しいって言ってくれるね。
【野中選手】 だって、なんか気を遣わずにというか、先輩たちがどう思っているかわからないですが、いい意味でみんなサバサバしているというか。女子のチームだけど、女子の悪いところがあまりないチームですよね。だから、めちゃくちゃ言いやすいし、みんな第一にバレーボールのことをちゃんとやっているから、すごくいいチームです。
【櫻井選手】 よかったね、移籍してきて。
【野中選手】 よかったです。
【櫻井選手】 ようこそ姫路へ!
【野中選手】 ありがとうございます! ……いま、改めて?(笑)





