バレーボール・SVリーグ女子のヴィクトリーナ姫路は11日、同リーグのプレーオフとなる「チャンピオンシップ」のクォーターファイナル(準々決勝)第1戦に臨み、大阪マーヴェラスにセットカウント1-3で敗れた。2戦先勝のため、ベスト4進出のためには後がなくなった姫路は、12日の第2戦に必勝を期す。

レギュラーシーズン上位8強が頂点をかけて争うチャンピオンシップ。5位の姫路と同4位・大阪MVとの一戦は、プレーオフらしい緊張感が漂うなか、互いの持ち味である粘り強くつなぐバレーが発揮され、一進一退の手に汗握る攻防が続いた。
そのなかで、姫路は第1セットを26-24と先取。勢いに乗るかと思われたが、第2セットは20-19から、3連続でブロックされるなど6ポイントを失い、20-25と落としてしまう。
負傷明けのセッター・櫻井美樹選手を第3セットから投入し、流れを変えようとした姫路。その櫻井選手の2連続サービスエースなどでリズムを作ったかに思われたが、要所で大阪MVのエース・田中瑞稀選手にスパイクを決められるなど、終盤に突き放され、第3セットを22-25、第4セットを23-25と、いずれも僅差で惜敗。SVリーグ初代王者の力強さに屈した。
試合後、姫路のアヴィタル・セリンジャー監督は、「拮抗した試合だったが、後半、一番粘り切らなければいけないときに粘れなかった。(大阪MVの)田中選手は苦しい状況でも打ち抜ける本当に素晴らしい選手。そのような選手がいた相手と、うち抜けなかった私たち、(結果は)その違いだったと思う」と第1戦を総括。課題については「ブロックは機能したが、守備の位置関係を確認しなければ」と述べ、勝利が必須の第2戦に向けては、「自分たちを信じてやるしかない」と、すぐに次戦に切り替えていた。

「正直、今は悔しい気持ち」と試合終了直後に率直な思いを吐露したのは、姫路の女子日本代表リベロ・福留慧美選手。「自分たちもみんな、足も動いていたし、いいプレー、サーブでしっかり攻めて、ブロック・アンド・ディフェンスのいいところもたくさん出た。ただ、ちょっとしたワンプレーでマーヴェラスさんが上回っていたように思った」と試合を振り返る。それでも、姫路から集結したファンの応援が力になったといい、「アウェイだったが、今日もすごい声が聞こえてきて、そういう応援をしてくださる方にしっかり恩返しできるよう、明日はしっかり勝ちたい」と第2戦の勝利を誓っていた。
好ブロックなどでチームに貢献した伊藤⿇緒選手も、「この負けは重く受け止めず、いいプレー、明日につながるプレーはたくさんあった。とにかく修正点をあす(12日の第2戦)にどれだけ改善できるか、そこをすぐ修正していく」とコメント。多くの姫路ファンの応援には「すごくホームみたいな感覚があった」と述べ、「このチームはブロックアンドディフェンスで勝ってきたチーム。そこは意識してやっていきたい」と原点に立ち返っていた。

攻守で活躍が光る野中瑠衣選手は「ここで終わりたくない。このチームで戦いたい気持ちが強いので。だけど、気負い過ぎず、大好きな仲間たちと、また喜び合えるように、次の試合に向けて準備したい」と、ここからの巻き返しに意欲を燃やしていた。
12日の第2戦は午後2時5分から、前日と同じく、神戸市須磨区のグリーンアリーナ神戸で行われる。姫路が勝つと、13日午後6時5分から同会場で試合を実施。大阪MVが勝つと、13日の試合は行われない。






