さて、この南海『和歌山市』からは約3キロメートル離れたJR『和歌山』まで、JRの電車が折り返し運転を行っています。これは紀勢本線の一部になりますが、基本1時間に1本しか走っていないのが残念。途中に『紀和』という小さな駅が存在しますが、ここはかつて「和歌山」を名乗り、大変栄えていた場所だったようです。また、かつては難波発の南海電車が『和歌山市』からこの路線を経由して、紀勢本線の国鉄「白浜口」まで乗り入れていた時代もありました。

JR『和歌山』は駅前に百貨店・ホテル・商業施設が集まり、この駅からは特急「くろしお」や紀州路快速がメインに走っています。


そんなJR『和歌山』を共同使用するローカル鉄道が、和歌山電鐵。一番端っこの9番乗り場から発着しています。全長約14キロメートルの路線は、赤字だった南海貴志川線を岡山の両備グループ(岡山電気軌道)が引き継ぎ、ちょうど今年、2026年4月1日に開業20周年を迎えました。ねこの「たま駅長」で一躍有名になったことでもおなじみです。

あの水戸岡鋭治さんが手掛けた、「たま電車」「いちご電車」「チャギントン電車」など、楽しさいっぱいの6種類の車両が走っています。


終点『貴志』まで32分。ここの駅舎はネコの顔をイメージにした檜皮葺(ひわだぶき)の屋根を持つ、ユニークなもの。そして現在は「よんたま」駅長(マネージャー駅長)が乗客を温かく出迎えてくれます(※水・木曜は駅長候補生の「ろくたま」が業務を担当)。





