第2章「広重」では、江戸時代の人々の風俗が情感豊かに描かれた作品がずらりと並ぶ。広重の名所絵シリーズを数多く持つ原コレクションの中から、本展では、「東海道五拾三次之内」(保永堂版)、「京都名所之内」、「雪月花」、「冨士三十六景」の4つのシリーズを揃って紹介。どのシリーズも見応えあるラインアップとなっている。とりわけ京都を題材にした大判錦絵からなる「京都名所之内」は、「祇園社雪中」(前期展示)、「あらし山満花」(同)、「清水」(後期展示)、「金閣寺」(同)など、私たちがよく知る京都の人気スポットが登場。穏やかな色調の中からいにしえの賑わいが聞こえてくるような臨場感を醸す。
原さんは徳島市に生まれ、父親は特産の藍を扱う仕事をしていたという。有賀学芸員は、「原さん自身もおそらく幼少期から藍に関心を持っていて、(作品の)退色しやすい藍を非常に大切に扱ってくださった。そのおかげで美しい色が鮮やかに残った。藍色のグラデーション、輪郭線もじっくり見てもらいたい」と話した。会期は6月14日(日)まで。

◆特別展「原安三郎コレクション 北斎×広重」
会期:2026年4月18日(土)~6月14日(日) ※前期は5月17日(日)まで。後期は5月19日(火)から。前期・後期で展示替えを行う
会場:京都文化博物館 〒604-8183 京都市中京区三条高倉
時間:10:00~18:00 ※金曜は19:30まで いずれの日も入場は閉場の30分前まで
休館日:月曜(5月4日は開館)、5月7日(木)
入場料(税込):一般1900円、高大生1300円、小中生700円
問い合わせ:京都文化博物館 電話075-222-0888
展覧会公式サイト https://www.bunpaku.or.jp/exhi_special_post/20260418-0614/





