新境地を開いた島倉さんだが、その後、知人の借金保証などをきっかけに、多額の負債を抱えたとされる。番組では、細木和子さんがマネジメントに関わっていた時期についても触れつつ、4曲目の『噂』(1979年)を紹介。中将さんは、細木さんが「光星龍」名義で作詞を手掛けていたことにも触れながら、当時の作風について解説した。
番組最後にオンエアされたのは、島倉さんを代表する名曲『人生いろいろ』(1987年)。
ドラマ『三どしま』(TBS系)の主題歌として制作された。当初の歌詞は酒で憂晴らしするというもので、B面曲として予定されていたものの、島倉さんがお酒を飲まないため、歌詞内容の変更を経てA面曲になったという。結果的にロングヒットとなり、島倉さんを象徴する一曲となった。橋本さんは「人生を知ってから聴くと、より胸に響く」と語った。
それからも、家族との突然の別れなど、さまざまな出来事に直面した島倉さん。それでも最後まで歌手活動を続け、亡くなる直前までレコーディングに取り組んでいたという。葬儀では生前の肉声メッセージも流され、「私の部屋の中にスタジオができて、そこで私はできる限りの声で歌いました。自分の人生の最後に、二度と見られない風景を見せていただきながら歌を入れられるって、こんな幸せはありませんでした。人生の最後に素晴らしい時間をありがとうございました」と、音楽人生への感謝を語っていた。
今回のドラマ配信をきっかけに、あらためて島倉さんの歌声や楽曲に注目が集まりそうだ。






