女子サッカー・WEリーグのINAC神戸レオネッサが19日、兵庫県庁を訪れ、兵庫県の齋藤元彦知事を表敬訪問。「2025-26 SOMPO WEリーグ」優勝を報告した宮本ともみ監督らが、今シーズンを振り返るとともに、来シーズンへの意気込みも語った。
表敬訪問には、宮本ともみ監督のほか、GK大熊茜選手、MF山本摩也選手、FW久保田真生選手、DF太田美月選手が出席。優勝トロフィーとメダルを手に県庁を訪れると、県職員や兵庫県のマスコットキャラクター「はばタン」の歓迎を受けた。

5月3日にリーグ優勝を決めたINAC神戸。「残り2節を残して優勝が決まったので、その時はまだ素直に喜べなかった」という宮本監督は、リーグ戦すべての日程を終えた今、「じわじわ実感がわいてきた」と、優勝の喜びをかみしめる。
監督就任1年目のシーズンについては、「今までで一番充実した1年で、一番疲れた1年だった」と苦笑い。「身体的にも精神的にも、想像以上に、疲労感、達成感、充実感と、喜怒哀楽の4つが、生きてきた中で最大だった。それでも、一日一日、みんなで歯を食いしばって積み重ねてきた結果、気づいたら優勝していたという感覚」と明かした。
来シーズンについては、「自分自身も(監督)2年目が初めて。AWCL(AFC女子チャンピオンズリーグ)が入ることにより、平日の試合開催や、海外で試合など、私自身もクラブでは初めて。新たなことにチャレンジするうえで準備しなければいけないことがたくさんある。想定外のこともたくさん起こると思うので、そういったときにみんなでバラバラにならずやっていけるようにしたい」と抱負を述べた。
また、いま、INAC神戸のリーグ優勝だけでなく、バスケットボールの神戸ストークスがBリーグ2部優勝を達成すれば、サッカー・J1のヴィッセル神戸や、ラグビー・リーグワンのコベルコ神戸スティーラーズも好調で、神戸のプロスポーツの躍動が目立つ。
そのことについて、「ものすごく意識している」という宮本監督は、「私たちが一番最初に優勝を決めることができて、みんなにも勇気とプレッシャーを与えられたんじゃないかな」と笑顔でコメント。「種目の違いはありますが、みんなで切磋琢磨して、日本一や世界一を目指す仲間として、これからもいろんなコミュニケーションを取りながらやっていけたらうれしい」と呼びかけた。
一方、「本物のはばタンに会えて、一緒に写真も撮れたので、すごくうれしかったです」と、県庁でのはばタンの出迎えを喜んだのは、なでしこジャパン(日本女子代表)GK大熊選手。今シーズンのINAC神戸について、「ミッチーさん(宮本監督)がいい雰囲気を作ってくれた。そして、それについていくという、みんなの思いがあったからこそ、この優勝ができたのかなと思います」とチームの結束を強調した。
「タイトルがこれまでとれず、責任を感じていた」というのは、INAC神戸4年目の山本選手。「INAC神戸はタイトルが似合うクラブであり、今シーズン、ひとまずリーグ優勝できてうれしく思う」と述べるムードメーカーは、「このチームは下が16歳から上は35歳まで、選手がそろっているが、ピッチに入れば年齢は関係ないし、監督もフラットに見て、競争力を求めている。今シーズンはそこがすごくよかった。仲間内で切磋琢磨しあえる環境は大事。来シーズン、そこをもっと磨きをかけて、4冠を取れるよう、みんなで頑張っていきたい」と力を込めた。
若きアタッカーの久保田選手は「できることが増え、成長した部分が多く、とてもいいシーズンになった。ただ、自分的にはもうちょっと得点を取りたい気持ちがあったので、これからも日々練習に励んでいきたい」と、さらなる活躍を誓った。
そして、10代ながらすでに守備の要として不可欠な存在である太田選手は「1シーズンを通して試合に出続けられて、大きな自信になった。優勝できてよかったが、ベテランの選手と協力しながら、自分がもっとチームを引っ張るという思いでやっていくことが大事。来シーズンはもっとチームに貢献できるよう頑張りたい」と、若きリーダーとしての思いも語っていた。






