人口減少や高齢化を背景に、地域では使われないまま残される土地や建物が増えています。相続後に活用方法が決まらず、そのまま維持されているケースも少なくありません。こうした中、新たな土地活用の選択肢として「トレーラーハウス」が注目されています。坂上建設株式会社(兵庫県姫路市)の代表取締役・坂上功治さんに話を聞きました。

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同社は1965年創業の燃料店をルーツに持つ企業で、現在は倉庫や工場、福祉施設などの建設工事を手がけています。近年は、建物を建てるだけでなく、遊休地の活用提案にも力を入れているといいます。
背景にあるのは、地方で増加する空き地や使われなくなった土地の存在です。同社によると、人口減少や後継者不足に加え、相続の問題などから活用が進まないケースが増えているのだとか。一方で、都市部では土地需要が高まるなど、地域による差も大きくなっているといいます。
こうした中、同社が新たな提案として取り組んでいるのがトレーラーハウスです。店舗や事務所、セカンドハウスとしての利用が想定されており、「見た目もワクワクする」と坂上社長は話します。
特徴の一つは、“建てる”のではなく“置く”という発想です。建築物とは扱いが異なるため、条件によっては一般建築が難しい土地でも活用できる場合があるといいます。また、用途変更や移動が比較的しやすい点も特徴です。
一方で、価格面などから、まだ広く普及している段階ではないとのこと。それでも、災害時の仮設利用や観光用途など、柔軟な使い方ができることから、今後の可能性を感じているといいます。
土地活用の形は、一律ではありません。地域や立地、所有者の考え方によって求められる形も変わります。人口減少時代の中で、固定された建物だけではない、“動かせる空間”という発想が、これからの地域活用の選択肢の一つになっていくのかもしれません。
(取材・文=洲崎春花)
※ラジオ関西「谷五郎の笑って暮らそう」2026年4月26日放送分より




