■ウルフルズ『ヤッサ!2026』合同取材会 主なコメントより(2026年4月7日)
――昨年(25周年・20回目)の『ヤッサ!』を振り返っていかがでしたか?
トータス松本
「25年目の20回目とキリもいいので、気合いを入れて準備して取り掛かりましたが、当日は大雨で、お客さんには大変な思いをさせてしまいました。ただ、内容的には、すごくいいものがやれたんじゃないかと思っています。映像で見返すと、雨が逆に効果を生んで見えるようなところもあったのかなと。雨は大変だけど、全体としてはすごくよかったと、自分では思っています」
ジョンB
「前日から雨は確実だとわかっていたので、気持ちを切り替えて臨みました。逆にテンションも上がりましたし、メンバーやスタッフ、お客さんとの一体感が強まった。それまでいい天気に恵まれていた『ヤッサ!』の中で、(昨年は)逆にみんなの一体感が生まれました。雨で予定していた演出ができなかったのはちょっと残念も、結果的には特別な『ヤッサ!』になったと思います」
サンコンJr.
「雨は本当に残念なことではありましたが、逆にメンバー、スタッフ、お客さんの一体感も雨だったからこそあったのかなと。一昨年から席の売り方がちょっと変わったこともあり、『ヤッサ!』で今までやってないことをいろいろやりだしました。昨年は、雨で全部はできなかったですが、花道での演奏や、松本くんのアイデアでもあるアカペラなど、いろいろ面白いことはできた。20回目、25周年なのに、まだまだやってないこと、やれることがあるんだなと、すごく思えた『ヤッサ!』でした」
――『ヤッサ!』は他のライブと何が違いますか?
サンコンJr.
「決定的に違うのは、『ヤッサ!』は1年に1回ということ。ツアーなら今日やって、明日も明後日もとなるが、『ヤッサ!』は毎年1回きり。1回きりのことを、我々もお客さんもスタッフも含めて楽しめるかというところに、かかっているといえば大げさかもですが、それくらいの気持ちで挑んでいます。毎年できているのが奇跡みたいな感じです」
トータス松本
「(ウルフルズは)関西出身のバンドで、全国でもそう見られていると思っていますが、関西を軸に活動したいという思いが、8年くらい前かな、2018年くらいから特に強く出まして。それまでも『ヤッサ!』はあったが、僕のなかではそれ以降、『ヤッサ!』が1年の活動の軸。僕の田舎は大阪ではなく、兵庫県の西脇というところですが、村祭りがあって、毎年大人もまちもおじさんも子どもも、その祭りに向かって生活しているところがあるんです。『ヤッサ!』も、それに近い感覚。祭りが近づいてくると、みんなソワソワして、ガーっとテンションを寄せていくというか。その日、1日にドラマがあって、『よかった! よかった!』と、また次の年の祭りに軸を合わせていくような。『ヤッサ!』に関してはそういう感じがありますね」
ジョンB
「ヤッサは本当に“年に1回の祭り”。コンサートや、僕らも参加するフェスのような普通の野外ライブとも違う。毎年ここへ来たら、お客さんも楽しんでいるというか、そういう場所になればいいなとずっとやってきていますし、実際にそんな雰囲気がある。大阪で結成されたバンドですし、会場の万博記念公園の雰囲気も、ウルフルズにとってもすごくいい空気感というか。ムードもいいし、アクセスもいいので。ずっとお客さんとともに作りあげてきた、そういうムード、祭りに、形になってきているなと。毎年これを楽しみにしてくれているお客さんが増えるといいなと思うんです。『ここに来れば楽しい!』と、そういう場所にしたいですね」
――2026年公演のテーマについて教えてください。
トータス松本
「『おっさんのダンスが変だっていいじゃないか!』という曲を昨年リリースして、それは『 おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』という映画の挿入曲でしたが、その曲が思いのほか(よかった)。なんていうのかな……ウルフルズのなかで、重要な曲になったんですね、去年から。その曲をメンバーがすごく気に入っていていたのもあり、『ヤッサ!』では昨年、演奏していないのですが、大々的にフィーチャーしようというのが、漠然とありました。それでこういうタイトルになっています。内容に関しては、まだ言えないというか。ライブって『ああいうことやります、こういうことやります』というのは、あまり言わないし、そこはあまり言えないですね。テーマみたいなものも、これがテーマというのもあるが、はっきりは言えない(笑)」
――今も『ウルフルズ ライブツアー2025-2026 ツーツーウラウラツー シーズン2』の最中ですが、関西公演で印象的なエピソードは?
サンコンJr.
「大阪ではフェスティバルホールなど、だいたい大都市(の会場)でコンサートをすることが多いですが、今の『ツーツーウラウラツー』ツアーは、大都市にもいくけど、あまりいったことのない地方都市に行こうというコンセプトがある。今回、大阪では箕面でやらさせてもらいましたが、箕面にすごくいいホールができているんだなという発見がありました。高槻にもすごい新会館ができたと聞いている。大阪も、フェスティバルホールでやるのもいいですが、ちょっと違うところでもやっていけたらいいなと思っています」
――昨年できなかったことは今年はされますか?
3人
「したいですね!」
――それも言えないですか?
トータス松本
「いやいや。『デベソ』というセンターステージに向かっていく通路があるのですが、あそこをなるべく活用したい。メンバー、サポートメンバーも含めて、あそこにバーッと出て行って、お客さんの近くで演奏したいんです。ただ、それが雨で、濡れては困る楽器がけっこうあったので、(昨年、予定していたものが)できなかった。メンバーが前に出ていき、踊るというか、動きがもっとある演出をしたかったが、それが雨でできなかった。今年は晴れたら絶対やります! (晴れるよう祈願する?)もう口で言い続けるしかない(笑)。てるてる坊主とか、昔からあったりするが、とにかく口で『晴れてほしい!』『雨はいやだ!』と言い続けるしかない。“晴れごい”という感じで考えています」
――昨年が節目の20回目、25周年のライブでした。その翌年でどう盛り上げるかという難しさはありますか?
トータス松本
「毎年ですが、前年度のライブをアップデートして、超えて行きたい。昨年よりもさらにというのは考えます。昨年は節目ではあったのですが、だからといって飛び道具があるかといえば、なかったりするし。結局、曲をなるべくベストな感じでチョイスして選んでならべて、それをとにかく、今思いつく限りの演出で、皆さんの前で披露する! それに尽きるというか。結局それで超えていくしかないので。あまり気負わないように、とにかくいい曲を選んで、どんな演出をしたらおもしろいかということだけに注力するよう、考えています」
――『ヤッサ!』ならでは、ピクニックエリアでゆったり聞けるのも特色だと思うが、若い世代に向けてどんなところを楽しんでほしいか?
トータス松本
「若い世代とは?(10代の子たちなど)。そこは押しつけがましくなりたくないから、どう受け止めるかは、その子の感性に任せたい。その場で楽しめるようにベストを尽くしますが、まあ、出会いですよね。親御さんに連れてこられて、その後の人生というのはおおげさですが、生活にプラスになった、みたいな、そういうふうになったらいいなと思いますね」
――King Gnu・井口理さんのSNSでの発言など、ライブ中に観客が大声で歌うことに関する論争が話題になっている。ウルフルズさんの曲はみんなでガンガン歌ってナンボというイメージもあるが、その論争についてはどのような感想を持っていますか。
トータス松本
「ウルフルズの曲は、伊藤銀次さんらと作っているときから、銀次さんがよく言っていたのは、『カラオケで歌われるところを目指すんや』と。レコーディングをしていても、『こういうところにコーラスが来たらカラオケでみんな歌うぞ』と銀次さんはすぐ言うので。僕らは当時、あまりピンと来ていなかったが、確かに『ガッツだぜ』とかを披露するとき、歌っている本人以外の歌うところもいっぱいあるじゃないですか。それはウルフルズの特長になっている。King Gnuの例の論争で言うと、僕的には、僕が歌っているところは、歌うのを控えてくれと。そこは、隣のお客さんとかが『ああ、もう、トータスさんの歌を聴きに来ているのに』という(反応がある)のは、僕らにもちょいちょい耳に入ってくる。いっぱい皆さんの歌を歌うところは用意してあるから、そこを歌ってくださいということです。僕らの場合は。すみません(苦笑)。ただ、歌ってしまうとは思うんですよ。そうなった場合は、僕はあんまりうるさく言う気はないです」
――21回目となる今回だが、このフェスをどう発展させていきたいですか。
トータス松本
「フェスと捉えた場合、ゲストを呼ぶとか、メインアクトとして途中からアンバサダー的にずれていって、いろんな人が出る形にするとか、そういうアイデアもなくはない。でも、僕ら3人が思っているところは、なかなか単独でこれだけの人が集まってくれるバンドメインの単独のフェスって、珍しいと思うんですよね。やれる限界まではやろうと。どこを限界とするかは知らんけど、やれる間は、この形で。発展させたいとかそういうことではなくて、毎回自分たちのやりたいことを、ウルフルズ単独でやる。それが『ヤッサ!』。そこはもう、いけるところまでいきたいです」
ジョンB
「スタイルを変えるというよりは、僕らも変わっていっていると思うので、それはお客さん、ファンの人も同じで、変わっていっていると思うし、ファンの人の年齢も変わってきて、その娘さんや息子さんがファンになってくれたり。新しいお客さんも興味を持ってくれたり増えてくると思うので。『ヤッサ!』はいろんな楽しみ方が、スタンディングでも楽しめるし、家族で楽しむこともできる。ファンの人同士がそこで会うとか、そういういろんな楽しみ方ができるのが『ヤッサ!』なので。自然にそういうのも(楽しみ方も)変わってくると思う。だから、これからも楽しみです」
サンコンJr.
「単独でやっていたからここまで続いていると、最近思うようになってきました。どこかで形を変えてやってきていたら、ここまで続いてなかったのかなと。そこは自負もあったりします。毎年毎年、『ちゃんとやりきった俺らすごい!』と思ってもいいかなと。そういう感じです」
トータス松本
「いろんなアイデアもあって、全国で『ヤッサ!』でツアーをまわったらおもしろいとか、そういう考えがあったりもしました。でも、やっぱり、これは大阪でやらないと意味がないんです! 大阪だけで、単独でやっていることに、『ヤッサ!』の意味がある」
――『ヤッサ!』を楽しみにしているファンへのメッセージを。
トータス松本
「いっぱいしゃべりましたが、とにかく単独で目いっぱい、今のウルフルズを楽しんでもらうということに、すべてを注ぎ込みますので、ぜひお楽しみに!」
ジョンB
「とにかく『ヤッサ!』はみんなで楽しんでほしいし、自分らもお客さんの目の前ですごく楽しみたい。みんなでハッピーになりましょう!」
サンコンJr.
「今年も、本当に皆さんのおかげで開催することができると思っています。なので、ぜひ、“晴れる”よう、皆さん願っていてください! それだけを、よろしくお願いします!」

【ウルフルズ HP】
【「スマドリがええねん!PRESENTS OSAKAウルフルカーニバル ウルフルズがやって来る! ヤッサ!2026 おっさんがヤッサやったっていいじゃないか!」HP】



