「できない」は思い込み? 『ビリギャル』著者・坪田信貴氏が語る、成績が伸びる生徒の共通点

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 映画『ビリギャル』の原作者であり、学習塾「坪田塾」塾長の坪田信貴氏が、このたび、ラジオ番組に出演。これまでに1300人以上の生徒を指導してきた経験から、“学力と才能の関係”や“成長の本質”について語りました。

映画『ビリギャル』の原作者であり、学習塾「坪田塾」塾長の坪田信貴氏(写真右)、番組パーソナリティーのシンガーソングライター・川嶋あいさん(同左)

 坪田氏はまず、高校までの学習について「必ず答えがある」としたうえで、「(高校までの勉強って)1番才能がいらないもの」と強調します。

「数学が苦手という生徒も、苦手なのは計算の一部だけ。それって、正直、3日訓練すれば誰でもできるようになる。計算という小さなパーツが欠けているだけで、数学全体がダメだと思い込んでしまっているんです」(坪田氏)

 こうした考え方は、映画化された著書『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(KADOKAWA)にも通じています。

 同作のモデルとなった生徒・さやかさんは、英語の「Hi, Mike」を「ひい、みけ」と読むほどの学力からスタートし、努力を重ねて慶應義塾大学に現役合格を果たしました。2015年に映画化されると、観客動員数230万人を超えるヒット作となりました。

 坪田氏は、「この物語は、勉強がメインの話ではありません」としたうえで、「お父さんとの関係や家族の葛藤、そこから変化していく姿が描かれていた物語なんです」と話します。

 実際に、当初は受験に反対していた父親も、正月にさやかさんが食後すぐに勉強へ向かう姿を見て、「この子は本当に合格するかもしれない」と考えを改めたといいます。

「人が本気で取り組む姿は、周囲の人まで変えていきます」と、坪田氏は語りました。

 また、指導の一例として、記憶や連想が苦手な生徒に「昨日の晩ごはんは何だった?」という質問を、毎週繰り返したエピソードも紹介されました。

 当初は答えられない日が続きましたが、やがて、「今日も同じ質問ですよね」と自信を持って答えられるようになったといいます。坪田氏は、「正解かどうかではなく、姿勢の変化こそが成長です」と強調しました。

 さらに、人の成長については「最初はトラックを動かすときのように非常に重いが、1度動き出すと一気に加速する」と例え、短期的な結果だけで判断しない重要性を説きました。

※ラジオ関西『明日への扉〜いのちのラジオ+〜』2026年5月10日放送回より

◆『明日への扉〜いのちのラジオ+〜』(パーソナリティ:川嶋あい)◆
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