ラグビー・リーグワンのコベルコ神戸スティーラーズ(以下、神戸S)は、プレーオフトーナメント決勝、クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(S東京ベイ)戦を2日後に控えた5日、全体練習をメディアに公開した。
神戸Sは、リーグワンのレギュラーシーズンで全体の1位となり、プレーオフに進出。5月30日の準決勝では同4位の東京サントリーサンゴリアスを69-23と下し、初の決勝進出を果たした。
チームとしては、1928年創部の古豪で、全国社会人大会優勝9回、日本選手権優勝10回、トップリーグ優勝2回を誇る、日本ラグビー界を代表する名門。それでも、2018-2019シーズン以来、リーグ優勝から遠ざかっていただけに、神戸Sとしては、久々のタイトル獲得へ王手をかけたなか、ここで是が非でも日本一の称号を得たいところだ。
5日の練習では、共同キャプテンを務めるニュージーランド代表のブロディ・レタリック選手や日本代表の李承信(り・すんしん)選手ら、チームの選手たちが決戦に向けて調整を行っていた。

練習後、メディアの囲み取材に応じた李選手は、決勝に向けて「ワクワクした気持ちでいっぱい。準決勝が終わってから、チームとしても個人としてもいい準備ができた。今はすごく楽しみであり、自信しかない」と気合い十分。
また、日本代表のティエナン・コストリー選手は「(決勝は)すごく楽しみな気持ち。プレッシャーがたくさんあるなか、自信を持って神戸らしいプレーをすれば、もちろん勝利できる力はあるので、頑張っていきたい」と意気込みを語った。


今、神戸や兵庫県のスポーツ界は、ラグビーの神戸Sだけでなく、各チームがトップに立ち、大いに盛り上がっている。プロ野球では阪神タイガースやオリックス・バファローズが上位争いを繰り広げれば、女子サッカーのINAC神戸レオネッサがWEリーグ優勝、バスケットボールの神戸ストークスがBリーグ2部優勝を達成。サッカー・Jリーグのヴィッセル神戸がJ1百年構想リーグ制覇へ王手をかけ、6日には優勝がかかったプレーオフ第2戦に臨む。
そのなかで、神戸Sもプレーオフ決勝を制し、タイトルを獲得して、シーズンを締めくくりたいところだ。
コストリー選手は「今年、街の皆さんの応援をすごく感じている。優勝できた幸せをみんなに感じてもらいたいので、この街のため、みんな一人ひとりが幸せを感じられるよう、全力で頑張りたい。兵庫県からラグビーの人気を増やしたいし、子どもたちにも興味を持ってもらえるよう、いい試合を見せて優勝の幸せを届けたい」と、地元を盛り上げるべく、全力プレーを誓った。
また、上村樹輝選手は「普段から会社のため、街のためというのを大事にして戦っているチーム。試合の日はそこの部分もしっかり背負いつつ、神戸の街のために、自分たちの姿で勇気づけられる、元気づけられるような試合をしたい」と話していた。
李選手は「このチームに入ってから、自分の目標はスティーラーズで日本一になることだった。スティーラーズ、神戸の街の方々、会社の方々、そういった方たちのためにも、本当に優勝したい思いが強い。自分のパフォーマンスで恩返ししたい」と述べたうえで、「今シーズン、自分たちはいいラグビーを見せてこれていると思うが、この3年間を通してベストな試合、ベストなチームを見せられるようにしたい」と、活躍を誓った。

プレーオフ決勝は6月7日(日)午後3時5分から、東京のMUFGスタジアム(国立競技場)で行われる。なお、試合のスターティングメンバーが以下の通り、発表されている。






