INAC神戸新社長の阿部浩之氏「『女子サッカー文化都市・神戸』として定着できるよう挑戦したい」

LINEで送る

この記事の写真を見る(2枚)

 女子サッカー・WEリーグで4季ぶりの優勝を果たしたINAC神戸レオネッサ。その運営会社であるアイナックフットボールクラブ株式会社で代表取締役社長に就任した、サッカー元日本代表MF阿部浩之氏(36)が、15日、神戸市内で行われた就任会見で、意気込みを語った。

 同社の代表取締役会長をつとめる金子文雄氏(69)とともに、神戸市東灘区の神戸ファッションプラザで行われた記者会見に臨んだ、阿部氏。「クラブの皆さまが築き上げてきた歴史や実績に感謝したい。その上で、クラブが大切にしてきた考え方を継承していきたい。『神戸から世界へ、世界から神戸へ』というスローガンのもと、女子サッカー発祥の地とも言われる神戸を『女子サッカー文化都市・神戸』として定着できるように挑戦していきたい」と決意表明した。

記者会見で意気込みを語る阿部浩之社長(写真:北川信行)

 奈良県出身の阿部氏は、大阪桐蔭高校から関西学院大学を経て、Jリーグのガンバ大阪に入団。川崎フロンターレや名古屋グランパス、湘南ベルマーレなどでもプレーし、2025年2月に現役を引退した。その後は、古巣のG大阪に戻り、スポンサーやファン・サポーターなどのステークホルダーとクラブをつないだり、ビジネス面でクラブをサポートしたりする「クラブ・リレーションズ・オフィサー(CRO)」を務めていた。

 阿部氏に白羽の矢を立てた経緯については、金子会長が「できるだけ早く社長の人選をしたいと考えていた。その中で、いろいろな候補者もいたが、連携協定を結んでいる関西学院大学のサッカー部とつながりがあり、そこを卒業されてプロになられたということで、阿部さんが浮上してオファーをかけさせていただいた」と説明。

「プロも経験されている方がINACの今後には必要ではないかというようなことで、何人かの人選の中から阿部さんになった。INACにとって最も大事なところはコミュニケーション能力であると考えている。阿部さんと何回かお付き合いさせていただいたが、コミュニケーション能力には非常に高いものがあると感じた。年齢的にはまだ若いが、非常にしっかりとされていて、考え方、ビジョンも持っておられるということで、『ぜひ!』ということになった」と明かした。

 オファーを受けた時期について、「最近です」とだけ話した、阿部氏。「もちろん迷ったが、とても魅力的だったので、僕自身もチャレンジしたい思いが高くて、決断した」とコメント。

 女子サッカーについては、「本当に伸びしろしかない。僕もこの話をいただいてからよく見るようになったが、男子とは違うサッカーがあって、それはとても魅力的。そういうところを、多くの人に気付いていただき、よりみんなに見ていただきたい」と、その可能性に言及する。

 また、INAC神戸の現状については、「優勝したけれども、もっともっと圧倒的に優勝できるポテンシャルはあると思うし、それを目指してもらいたい。そういうところで、多くのサポートができるかなと思っている」と今後の展望を話した。

 阿部社長との主な一問一答は次の通り。

LINEで送る

関連記事