【王子公園再整備】神戸市が東エリアの基本設計案を初公表 7月10日まで市HPでアンケート実施

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 神戸市は王子公園(同市灘区)再整備事業のうち、「東エリア」の基本設計案を取りまとめ、このほど初めて公表した。公園の新たな顔となる芝生広場や動物園の新メインゲート、立体駐車場などの具体的な整備内容を示したもので、市は今後の設計に反映させるため、7月10日(金)までホームページで市民アンケートを実施する。

東エリアの対象範囲(神戸市提供)

 王子公園再整備事業は、老朽化した施設の更新と公園機能の充実を図る神戸市の大規模プロジェクト。王子動物園や王子スタジアム周辺を含む一帯を再編し、スポーツ、レクリエーション、防災、にぎわい創出の拠点として再整備する計画で、2025年度から公園内の複数施設について一括で設計・施工を進めている。

 今回公表された東エリアは、公園東側の緑の広場や立体駐車場などを対象とした区域。基本設計案では、公園の顔として「緑の広場」を整備する。駅や大学、王子動物園をつなぐポイントとし、芝生エリアを中心に誰もが自由に利用できる開放的なスポットとする。あわせて王子動物園の新たなメインゲートもつくる。六甲山の景観と調和する大屋根を設け、来園者を迎える玄関口としての機能とデザイン性を高める計画だ。

公園の顔として整備される「緑の広場」(神戸市提供)
動物園メインゲート(神戸市提供)

 また、公園内にはサクラ並木を主とした「シンボルプロムナード」を整備。四季折々の花木を配置し、歩いて楽しめる空間づくりを目指す。周辺には一般車約500台を収容できる立体駐車場棟を新設し、屋上にはテニスコートを設ける。建物は周辺景観との調和に配慮したデザインとする。

 青谷川沿いには、多目的広場や遊歩道を整備する。レクリエーションなど多様な利用に対応するとともに、川のせせらぎを眺めながら緑の中を散策できる環境を整える。植栽については、公園のシンボルとなっている大きな木を残しながら、サクラを拡充。四季の変化を楽しめる樹木配置とし、リニューアル前と同程度の樹木本数を確保する方針だ。

シンボルプロムナードと立体駐車場棟(神戸市提供)

 防災機能の強化にも力を入れる。十分なオープンスペースを確保し、防災施設を配置することで災害時の対応力を向上させるほか、夜間は温かみのある照明で安全性と景観を両立させる。近年の猛暑を踏まえ、屋根付きパーゴラ(日よけ)の設置や植樹による木陰づくりなど、高温常態化対策も盛り込んだ。

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