せせらぎにビオトープ、緑に囲まれたベンチも。ポートアイランド第2期地区(神戸市中央区)に神戸市が整備した「中央緑地軸」が市民の新たな憩いの場として注目されている。ポートアイランドの魅力を育てる「ポートアイランド・リボーンプロジェクト」の一環として手掛けられたもので、緑と水辺が調和する空間は、近隣の人々の癒しスポットとなっている。

中央緑地軸はポートライナー医療センター駅周辺から南へ続く緑地帯で、延長約400メートル、面積約7000平方メートルに及ぶ。元々あった散策路を再整備し、豊かな自然を感じながら散歩や休憩ができるエリアとして5月中旬、リニューアルオープンした。周囲には神戸市立医療センター中央市民病院をはじめとする医療機関や研究施設企業のオフィスなどが集まっており、昼休みや病院の待ち時間に休憩スポットを利用する人もいるようだ。
整備のコンセプトは「山、再び海へ」で、六甲山系から海へとつながる神戸ならではの自然環境をイメージし、築山や水辺をつくった。緑地軸は道路をはさんで南北に分かれ、北側エリアには、南方向へ向かって流れ落ちる小さなせせらぎや、アサザ、エビモなどを植えたビオトープを設置。ビオトープの西隣には草屋根の休憩施設をつくり、中にはカフェにあるようなテーブルと椅子のほか、大型の木製ベンチも。ビオトープを観賞しながら一休みできる。食事や飲み物の持ち込みは自由で、水木金曜日のランチタイムには、施設の一角にコーヒースタンドが出店する。



南側エリアのプロムナード両側には築山をつくり、約30種類500本以上の樹木を植えたほか、多様な休憩施設を配置。訪れた人が木々に囲まれて憩うことができるよう工夫した。また、医療センター駅前には、西神戸ゴルフ場跡地(同市西区)にあった約7メートルの樹木をシンボルツリーとして移植。今回の再整備で植えた木々がさらに成長することによって、今後、豊かな景観となることが期待できる。




神戸市都市局内陸・臨海振興課の水戸部信治さんは「再整備したエリアを多くの方に利用していただき、ポートアイランドのさらなる活性化につながれば」と話している。





