200羽のインコが誘う 古美術の新しい扉 香雪美術館コレクション×川上和歌子 “鳥”の名品ずらり

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展示風景

 川上さんは子どものころ、インコの「ピコ」と「ピータ」を飼育。愛鳥を通して、「インコは本来、群れで生きる鳥。ひとりでは寂しさに耐えられない」「逃げたインコもどこかで仲間を見つけて生きたのだろうか」との考えを持つようになり、その思いを抱きながらインコを制作してきたという。

 本展では、展示に合わせた色のインコをつくり、その展示品近くにインコを置いた。それによって、鑑賞者の視界にはインコが入り込み、インコといっしょに展示を見ているような、自分自身も1羽のインコになったような、仲間とともに美術品の中にいる鳥たちと対面しているような、不思議な心持ちになる。

茶室「中之島玄庵」にもインコが集う(重要文化財「旧村山家住宅」の茶室「玄庵」原寸大再現[常設展示])

 北斎の「虹とほととぎす」の斜め上には、同作に寄り添うように桃色のインコがいる。川上さんは、「作品からは、北斎がホトトギスを慈しんでいた心情が伝わってくる。高名な浮世絵師であるとか、貴重な美術品であるなどという垣根を超えて、私たちと同じように鳥を愛していた人がそこにいたということを実感できるのでは」と話した。会期は8月30日(日)まで。

◆特別展「インコ イズ カミング! 香雪美術館コレクション×川上和歌子 ~ピコ&ピータといっしょに古美術鑑賞!」
会場 中之島香雪美術館(〒530-0005 大阪市北区中之島3-2-4 中之島フェスティバルタワー・ウエスト4階)
会期 2026年6月27日(土)~8月30日(日) ※前期は7月26日(日)まで。後期は8月1日(土)から。前後期で展示替えあり
休館日 月曜日 ※祝・休日の場合は開館し翌火曜日休館
開館時間 10:00~17:00 ※入場は閉館の30分前まで
入館料(税込) 一般1600円、大学生以下無料
問い合わせ 同美術館 06-6210-3766

中之島香雪美術館 公式HP

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