この間、公園のベンチに座っていましたら小さい虫が飛んできたんです。この季節にはよくあることなんですが、かまれたらイヤなんで手でおっぱらったんです。

手ではらったら、一瞬スッとどこかに飛んでいきますが、また戻ってくるんです。何回も何回もはらいましたが、やっぱり私のところに戻ってくるんです。
ただとまって大人しくしているし、なんとなく、私に懐いてるんかなあ? なんて思えてきて、かわいく見えてきました。
その虫に、「どうしたん? なんで私のところにくるん?」と問いかけるように撮った写真を画像検索してみたところ、“この虫はコハナバチの一種である可能性が高い”と出てきました。

「ハチ? ハチやったら刺すやん!?」と、再びおっぱらったんですが、それでも戻ってくる。「ずいぶん人懐っこい種類の虫やなあ」と思いながら、先ほどの検索結果を読み進めていくと……。
なんでも、人に寄ってくる理由のひとつに“人の体から出る汗をなめにきている”というのがあるのだそう。汗に含まれる塩分やミネラル、微量なアミノ酸を補給するために寄ってきている可能性があるのだといいます。
そうです。暑くなるこの季節、塩分やミネラルが不足してしまうときに補給しようと、私もよくスポーツドリンクを飲むんです。虫が寄ってきているのも、そんな感じ!?
栄養補給か、暑いからか、疲れを癒やそうと思てるんか、のどがめっちゃかわいてるんか知らんけど、そんなにゴクゴク飲みたいのか? 私の汗がそんなにおいしいのか!?
何回おっぱらってもやってくるくらい、私の汗が気に入ったのかと思うと、「満足いくまでなめたらええねんで」と、さらに愛おしい目で観察してしまうのでありました。







