夏の高校野球兵庫大会 開幕試合を制した尼崎西 強化した守備に手ごたえ 次戦は市尼崎との尼崎対決に

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 第108回全国高校野球選手権兵庫大会は、4日、1回戦の10試合が行われ、明石トーカロ球場での開幕試合では、神戸と尼崎西が対戦。尼崎西が神戸に2-1で競り勝ち、2回戦へ駒を進めた。

 尼崎西は2回裏に主将・森田実徳選手(3年)のタイムリーツーベースで先制。その後は神戸の先発左腕・木本悠喜選手(2年)の気迫のこもった投球を打ちあぐねると、5回表に内野ゴロの間に1点を献上し、一度は同点に追いつかれる。それでも、8回裏、2連打でチャンスを広げると、6番・吉村瑠偉選手(3年 ※「吉」は土に口)のタイムリーヒットで勝ち越し。最後は9回表2アウト1・2塁のピンチをしのぎ、初戦を突破した。

決勝打を放つ尼崎西の吉村瑠偉選手 2026年7月4日、明石トーカロ球場(写真:ラジオ関西)

 試合後、尼崎西の西谷佳亮監督は、「初戦の硬さもあって、生徒たちが空回りをして、思うようなゲームではなかった。それでも、ピッチャーの嶋田(尊、3年)と佐藤(琉生、3年)がよく踏ん張ってくれた」と、粘り強く相手を抑えた投手陣を称賛。もともとは打力に自信を持つチームだが、「(同点にされてから)大崩れしなかった。要所要所でしっかり守ってくれたので、そこの部分はすごく成長を感じた」と、強化してきた守備の手ごたえを語った。

 終盤戦では延長タイブレークもちらついたというが、8回裏、「この回に全員で決めよう」と臨むと、ノーアウト1、2塁のチャンスで好調の4番・開田圭選手(3年)に送りバントを指示。「5番、6番打者に『お前らで決めてこい』という話をした」なか、その策が実った。「それまでが思い通りに行かなさすぎたので。なんとかそこだけはプランというか思った通りにいってよかった」と、指揮官はホッとした様子だった。

「開幕ゲームでみんなドキドキして、朝も早かったのですが、打って点を取れて勝てたのが一番良かった」と振り返ったのは、尼崎西の主将・森田選手。

 2回戦の相手は、同じ尼崎のライバル・市尼崎になるが「抽選会でくじをひいた瞬間に(勝てば2回戦が)“市尼”と出た。近いし、知り合いもいるので、みんなが市尼(相手)にめちゃくちゃ燃えているし、そこに勝つぞと練習をしてきた。まず、今日は一回勝てたので、市尼との試合に向けていい形で入れるかなと思う。総力戦で勝てるようにしたい」と、気合いを込めた。

尼崎西の主将・森田実徳選手(手前) 2026年7月4日、明石トーカロ球場(写真:ラジオ関西)  

 西谷監督も「地元のベイコム野球場での市尼さんとのゲーム。生徒たちもそこはすごく意識している。尼崎(の高校野球)といえば市尼になっているが、その序列を変えていければ。もちろん向こうのほうが格上だと思うが、なんとか一矢報いたい」と意気込みを語った。

好投を見せた神戸の先発左腕・木本悠喜選手 2026年7月4日、明石トーカロ球場(写真:ラジオ関西)
ホームに向かう尼崎西の坂田翼選手 2026年7月4日、明石トーカロ球場(写真:ラジオ関西)
試合後に挨拶を行う両チームの選手たち 2026年7月4日、明石トーカロ球場(写真:ラジオ関西)
勝利後、応援したチームメイトや父兄らと喜びを分かちあう尼崎西の選手たち 2026年7月4日、明石トーカロ球場(写真:ラジオ関西)
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