いま「いけばな」が教育やビジネスのシーンで注目を集めているという。どういう事なのか、いけばな作家の多⽥玲秋さんに話を聞いた。

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多田さんによると、いけばなに対してのイメージの変化の背景には「自己表現やマインドフルネスへの関心の高まり」があるという。“花を生ける時間”そのものに、子どもの感性教育やビジネスパーソンのメンタルケアといった価値が見出され、改めてその良さが見直されているとのこと。
作家以外にも講師としての顔を持つ多田さんの場合は、子ども向けのいけばな指導の中で“倒れない花を生ける方法”を必ず教え、「最初に生けた花が最後まで倒れなかった」という成功を体験させる。そうすることで子どもたちは普段の生活においても自信を積み重ねていくのだとか。
教室には男性の生徒も増えている。これについて多田さんは、「枝を切るか残すか。その一瞬の判断で作品の印象は大きく変わります。切りすぎてしまっても、そこからどう立て直すかが問われます。こうした『瞬時の判断力』『リカバリー力』を養うことを目的としているのかもしれません」と分析する。
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「自然の植物を切り取り、ただ咲いていたように生けるのではなく、自分自身の心や精神を重ね合わせて、その場所に寄り添うように生けることがいけばなの本質」と多田さんは話す。現代を生きる上で必要な「スキル」を得られるのは、ネットや参考書だけではなさそうだ。

※ラジオ関西『ハートフルサポーター』2026年5月31日放送回より




