『しあわせ運べるように』作詞・作曲 臼井真さん死去 “神戸への愛”阪神・淡路大震災からの復興願う

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 阪神・淡路大震災の犠牲者を悼み、復興を願って歌い継がれる合唱曲『しあわせ運べるように』を作詞・作曲した神戸親和大学教授・臼井真(うすい・まこと)さんが、7月11日までに死去したことがわかった。享年65歳。

『しあわせ運べるように』作詞・作曲 臼井真さん〈2021年7月11日撮影 神戸市中央区〉

 神戸市東灘区出身。大阪芸術大学・演奏学科(声楽専攻)卒業後、神戸市立小学校の音楽教諭を務め、定年退職後は神戸親和大学教育学部で教鞭を取っていた。

 臼井さんは阪神・淡路大震災で神戸市東灘区の自宅が全壊した。当時勤務していた吾妻小学校(中央区・現在は市立中央小学校に吸収)が避難所となった。震災から約2週間後に目に入った神戸の中心地・三宮の惨状に心を痛め、『しあわせ運べるように』の歌詞を、わずか10分でメモ用紙に書き上げたという。

神戸在住の書道家・繁本香菜さんによる『しあわせ運べるように』歌詞

『しあわせ運べるように』は2021年、神戸市の2つ目の市歌に指定され、現在も神戸市内の小学校や震災追悼式典、神戸ルミナリエ点灯式のほか、

 東日本大震災をはじめとする各地の被災地でも、地名の部分を変えて歌い継がれている。

 また、英語、中国語、フランス語、カンボジア語、イタリア語、ハンガリー語などに翻訳され、神戸と世界を結んでいる。

臼井さんが手がけた歌曲は400を超え、2021年には生活共同組合・コープこうべ100周年記念ソング『やさしさ つむいで』も作詞・作曲。

 「やさしさつむいで みんなでつくる明日」「これからもいつまでも 100年先も君と ずっとずっと一緒」という歌詞について臼井さんは、「未来を担う子どもたちと、神戸に根付くコープこうべを重ね、日本中の人に歌ってほしい」とメッセージを残し、“神戸愛”を発信し続けた。

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