政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首(58・現在は別の名誉棄損罪で起訴、勾留中)が、奥谷謙一・兵庫県議に対する脅迫と威力業務妨害の容疑で書類送検され、神戸地検が不起訴(嫌疑不十分)とした処分について、神戸第2検察審査会は7月13日、脅迫容疑については「不起訴不当」とする議決書を公表した。議決は6月24日付。

立花被告は兵庫県知事選挙に立候補していた2024年11月、奥谷県議の事務所兼自宅前での街頭演説で、「(奥谷県議は)嘘によって県民をだました」などと発言。
さらに「出てこい奥谷」「あまり脅して自死されても困るから、これくらいにしておく」などと声を上げていた。

奥谷県議は当時、斎藤元彦・兵庫県知事らへの内部告発文書問題に関わる県議会調査特別委員会(百条委員会)の委員長を務めていた。
兵庫県警は2025年6月、一連の行為が脅迫と威力業務妨害容疑にあたるとして書類送検し、神戸地検が同年12月に不起訴としたため、これを不服とした奥谷県議が検察審査会に審査を申し立てていた。

検察審査会は議決で、
▼人通りの少ない住宅地に何十人もの聴衆を集め、自宅前で被害者を糾弾する内容の演説をすることは、一般人であれば恐怖を感じる
▼「自死」という言葉については、人を畏怖させるに足りる程度の害悪の告知だと判断する
などと指摘した。

今後、神戸地検が立花被告を再捜査し、改めて起訴の可否を判断するが、再び不起訴処分となった場合は再捜査せず、事件としては終結する。





