夏の高校野球兵庫大会 西脇工、3年ぶりに4回戦進出 背番号1の主砲が復調の一打 2年生左腕が躍動

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 第108回全国高校野球選手権兵庫大会は、14日、3回戦の14試合が行われ、ほっともっとフィールド神戸の第1試合では、西脇工が科学技術を4-1で下し、2023年以来となる4回戦進出を果たした。

 西脇工は、0-0で迎えた6回裏、1アウト2・3塁のチャンスに、7番打者の山口英虎選手(3年)がレフト前タイムリーヒット。これで均衡を破ると、続く8番打者の藤本穏空選手(3年)がスクイズを決め、さらに9番打者の吉田響選手(3年)もセンター前タイムリーヒットを放ち、この回に3点を先制した。7回裏にも4番打者・長野代芽選手のセンター前タイムリーヒットで貴重な追加点を挙げてリードを広げると、投げては先発左腕の本郷仁一選手(2年)が相手の反撃を9回表の1点に抑えて完投した。

6回裏、スクイズを成功させた西脇工の藤本穏空選手(写真:ラジオ関西)

 先制点の場面では、足のスペシャリスト・數原伍央選手(1年)を3塁走者に代走で起用。得点を取りにいく姿勢を見せると、前の試合の不調などで5番から7番に降格していた山口選手がチームの期待に応えた。

「前の打席はインコースのスライダーを流してしまって抑えられたので、鳥井(賢治)監督から、『次はインコースが来たら引っ張って、間を抜くように』と言われた。それが実現できてよかった」という山口選手。「まず試合に勝てたことが一番。前の試合は打てなかったので、今回は打ってやろうという感じで、打ててよかった」と、ホッとした様子だった。

殊勲打を放った西脇工の山口英虎選手(写真:ラジオ関西)

 2回戦の御影戦、今回の科学技術戦と、後半で実力を発揮した西脇工。その要因に、食べて体を大きくできるようにということで始めた「食トレ」=食事の管理徹底の効果があるという。鳥井賢治監督は「後半は、向こう(相手)はしんどくなるけど、こっちはしんどくならない」と、夏場のタフな戦いにも自信を持つ。

「食トレをして、ご飯をしっかり食べてるんで、それで体力があるかなと思う」というのは、9回112球を投げ切った本郷選手。鳥井監督いわく粘り強さを持ち味とする左腕は、「ピッチャーで流れを作って攻撃に持っていけたら」という思いで冷静に投球。「緊張したが、投げやすかった」というほっともっとフィールド神戸のマウンドで躍動した。「『こいつが投げたらいいな』と、任されるようなピッチャーになりたい」という背番号10の今後の活躍にも期待がかかる。

西脇工の2年生左腕・本郷仁一選手(写真:ラジオ関西)

 投打がかみ合った西脇工。4回戦は篠山産との対戦が決まった。次戦に向けて、鳥井監督は「公式戦のように練習試合を、公式戦は練習試合のようにやろうと言い続けてきた。次の練習試合がまた続くなという感じで行こうと思います」とコメント。2020年の夏季兵庫大会(※)以来となる夏の5回戦進出を目指す。(※当時は新型コロナウイルス感染拡大により選手権が中止、県の独自大会に)

試合を終えて、健闘を称えあう両校の選手たち(写真:ラジオ関西)
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