夏の高校野球兵庫大会 三田松聖、4年ぶりのベスト16入り 今大会の台風の目・香寺との接戦を制す

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 第108回全国高校野球選手権兵庫大会は16日、4回戦の8試合が行われ、高砂市野球場の第1試合では、三田松聖が香寺を2-1と下し、2022年以来4年ぶりのベスト16入りを果たした。

 2回裏に先制した三田松聖は、4回裏に8番打者・圓増宏斗選手(2年)のタイムリーツーベースヒットでリードを広げると、その後は追加点こそあげられなかったが、相手の反撃を1点に抑えた。

勝利の瞬間、喜びを表す三田松聖の選手たち(写真:ラジオ関西)

「スタメンで2年生が僕ひとりの中、3年生を勝たせたいという気持ちが強かった。秋からずっと出させてもらっていて、勝負の場面で1、2回戦も結果は出ていたが、こういう接戦の場面で打つことが大切だと思っていた」というのは、殊勲打を放った圓増選手。チームは香寺のエース・佐野隼太投手(3年)のテンポのいい投球に苦戦したが、「みんなが遅い球に打たされていたが、その『打たせにくる』ボールを狙って打つと決めていた。甘く入ってきたところを打つことができてよかった」と振り返っていた。

 守備では、序盤に出塁を許しても、相手の狙いとするバントでの進塁をことごとく防いだ。5回表にはランナー3塁のピンチでスクイズを外し、本塁侵入を阻止。7回裏こそスクイズでの失点を許したが、その後は左腕の蘆田琉衣投手(3年)が冷静に相手を打ち取り、9回表・1アウト3塁のピンチも、2者連続三振でゲームを締めた。

5回表、ランナー3塁のピンチで相手のスクイズを外した、三田松聖のバッテリー(写真:ラジオ関西)

 2回戦、3回戦とは一転して、ロースコアのゲームになった三田松聖。「自分がしのいで勝ちたいなと思って投げた」という蘆田投手は、「今日は2つ、ランナー3塁のピンチを背負ったが、そこでキャッチャーの足立(快聖)くんの指示通りに信じて投げたことで、勝つことができた」と、相棒に感謝。「ピンチの場面でも、みんなの応援があったから、最後に三振を取ったり、自分のピッチングができた」と、応援のサポートにも勇気づけられたという。

三田松聖の蘆田琉衣投手を迎える選手たち(写真:ラジオ関西)

 下村尚文監督は、シード校を倒して勝ち上がってきた香寺との試合について、難しさを実感。それでも、「ヒットは出ずとも何とか1点を取りに行くというのが、このチームの特徴。今日は(2回裏の)ダブルプレーの間に1点を取れたのが大きかった」と、1本のヒットと死球、フィルダースチョイスをきっかけに生まれた先制点をポイントにあげた。また、「応援を含めてチーム一丸で頑張ってくれた」と選手たちを称えたうえで、(5回戦まで)中3日あるので、次に向けて準備をきっちりしていきたい」と次戦へ切り替えていた。

「この試合はもう誰か一人とかじゃなくて、20人プラス、応援を含め、全員で勝てた試合だと思うので、より一層うれしい気持ちがいっぱいだった」と圓増選手。「ここで終わるのではなくて、もう一回見直して、次も勝って、必ず上まで行って、甲子園行けるように頑張りたい」と、チームはさらなる高みを目指す。

 三田松聖は20日の5回戦で、神戸商と対戦する。

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