兄弟の絆が天下を動かした “最強のNo.2”秀長の実像に迫る特別展 大阪歴史博物館「豊臣兄弟!」

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 展示の後半では、秀長を支えた優秀な家臣団を特集。藤堂高虎、桑山元晴、小堀正次ら、後世に名を残す武将たちは若き時代、秀長のもとで活躍していた。15年ぶりに公開される国宝「短刀 名物 桑山保昌」(1324[元享4]年)、高虎所用と伝わる「紅糸胸白威二枚胴具足」(江戸時代・17世紀)など武将たちの遺品が並び、豊臣政権を支えた実力派集団の息吹が伝わってくる。

 さらに、千利休に代表される茶の湯や能楽など、桃山文化の華やぎを伝える逸品も。天下人が愛した「唐物茄子茶入 付藻茄子 大名物」(中国・南宋~元時代・13~14世紀)や色鮮やかな能装束「浅葱地入子菱花丸紋散模様厚板」(桃山時代・16~17世紀)などに加え、小堀遠州作の「竹茶杓 歌銘 面影」(江戸時代・17世紀)も紹介。秀長家臣から後の大茶人へと成長した遠州の美意識を感じ取ることができる。

唐物茄子茶入 付藻茄子 大名物 中国・南宋~元時代 13~14世紀 東京・静嘉堂文庫美術館蔵 画像提供:(公財)静嘉堂/DNPartcom [8月19日~8月31日展示]

 エピローグでは秀吉と秀長それぞれの面影を偲ばせる木製像が並ぶ。いずれも信仰の対象として寺社に伝わってきたものだ。展示を担当した北上真生学芸員は「秀吉は大阪において、江戸期になっても慕われていた。秀長も善政を行った城主として大和郡山の人々に慕われ、明治時代、三百回忌が行われたほどだった」と説明する。

「エピローグ」(奥)には豊臣兄弟の像が並ぶ

 本展について仁木宏館長は「豊臣時代の歴史を語る時に必ず出てくるものがさりげなく並んでいるほか、肖像画など顔や姿が分かる展示もたくさんある。大河ドラマの登場人物を思い起こしながら見てもらうと、見方が変わるのでは。同時代の高い文化、芸術作品にも触れてもらいたい」と話した。

 なお、音声ガイドナビゲーターは、大河ドラマで主人公・秀長役を演じている仲野太賀さんが担当。会期中、大阪城天守閣の跡部信館長(8月22日)による講演会、「秀長お城サミット」(8月1日)など多彩な関連イベントが予定されている。

展覧会入り口

◆NHK大河ドラマ特別展「豊臣兄弟!」
会場 大阪歴史博物館(〒540-0008 大阪市中央区大手前4-1-32)6階 特別展示室
会期 2026年7月8日(土)~8月31日(月) ※前期展示は8月3日(月)まで。後期展示は8月5日(水)から。会期中、前期・後期以外でも展示替えされる作品がある
開館時間 9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日 火曜 ※8月11日(火・祝)と翌12日(水)は開館
観覧料 大人2000円、高大生1000円
問い合わせ 大阪市総合コールセンター、電話06-4301-7285

大阪歴史博物館公式サイト

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