夏の高校野球兵庫大会 報徳学園、関西学院との“甲東園”対決制し16強へ 次戦も強敵・明石商が相手

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 第108回全国高校野球選手権兵庫大会は18日、4回戦の8試合が行われ、明石トーカロ球場の第2試合では、春の近畿王者・報徳学園が関西学院を5-1で下し、ベスト16入りを果たした。

 報徳学園は2回表に2本のヒットやフォアボール、バントなどを絡めて3点を先制し、主導権を握ると、4回、5回にもタイムリーヒットなどで得点を重ねた。終盤、関西学院の反撃にあい、8回裏に1失点。9回裏も1アウト1、3塁のピンチを招いたが、最後は3番手の中尾勇貴投手(3年)が2者連続三振を奪い、試合を締めた。

(写真:ラジオ関西)

 試合後、報徳学園の大角監督は、「関西学院の本塚(匠)君が非常に好投手であり、彼が軸のチームであることはわかっていた。粘りの野球がつながりになって、いい形で点を取れた。やろうとしていることをしっかりやってくれた結果が序盤に出た」と、先手必勝の展開を振り返った。

 ただし、先発の谷口哲聖投手(2年)を5点リードの6回66球までとして継投に移ったあと、2番手の江藤達成投手が2イニング目につかまり、9回に登板した3番手の中尾投手も序盤にピンチを招いた。

 これについて大角監督は「(私が)今後のことを考えてしまったところが、彼らのもたつきにつながったのかなと思う。競っていたらどうなっていたかわからなかった」と、自らを責めた。そのうえで、「いい経験にはなったが、やっぱり夏の怖さを今日は思い知らされた。先を見ている余裕はない」と、夏の大会の難しさを再確認していた。

 好投の谷口投手は、「関西学院さんはいい選手が多いなか、先頭バッターの入りを意識して(投げて)いた。振ってくるバッターが多い分、振ってくれることを利用してアウトカウントをとりにいった。相手のいいところを逆に自分のいいところにできたことがよかった」と、この試合を分析。

 チームとしては、「甲東園の(ライバル)なので、みんな気合いが入っていた。それでみんながいい感じに力が入って、『挑戦! 挑戦!』という感じでできた」と、阪急甲東園駅を挟んだ宿敵との試合には闘志を燃やしていたという。

6回無失点と好投した報徳学園の谷口哲聖投手(写真:ラジオ関西)

 報徳学園は次の5回戦で、強豪・明石商と対戦することが決まった。

 今年の報徳野球については、「声をいっぱい出す人が多くて、明るい。チャレンジャー精神をチームとしてあげていて、打つチームであり、ピッチャーはそれを支えていこうと。山田(瑛太)主将を中心にみんなで盛り上がっていい雰囲気のチーム」という、谷口投手。「自分たちがやってきたことは、絶対負けない野球。そこを出すことを一番に考えてやっていきたい」と、必勝を誓った。

 また、大角監督は、「(県大会で)秋も春も勝っているだけに、向こうは死に物狂いで来ると思うが、相手は関係なく、チャレンジャー精神でしっかりやります」と、意気込みを述べた。

勝利が決まった直後、喜びを表現する報徳学園の藤本碧空選手(写真:ラジオ関西)
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