ゴッホ「跳ね橋」10年ぶり来日 印象派からモダン・アートへ系譜たどる特別展 あべのハルカス美術館

LINEで送る

この記事の写真を見る(8枚)

 さらにセザンヌは画面を幾何学的に再構成し、シニャックは色彩を科学的に分析した点描技法を展開。そしてゴッホやゴーガンは、印象派の自然描写を超え、感情や精神性を強く表現する新たな絵画世界を切り開いた。展示の最後にはマティスやボナールらの作品も並び、印象派からフォーヴィスム、モダン・アートへと続く美術史を一望できる構成となっている。画家同士の影響関係をみることで、西洋近代美術が1つの流れの中で発展してきたヒストリーを実感できる。

ポール・セザンヌ《梨のある静物》1885年頃 油彩、カンヴァス Paul Cézanne, Still Life with Pears, c. 1885, Oil on canvas

 展示を担当した新谷式子学芸員は「ゴッホは『突然現れた天才』みたいな、浮き世離れしたイメージを持たれているかもしれないが、大きな流れの中で相互に影響し合って在った人。本展を見た上で、ほかの展覧会にも行って楽しんでもらえたらもっとうれしい」と話した。会期は9月9日(水)まで。


※作品はすべてヴァルラフ=リヒャルツ美術館・コルブー財団蔵 Wallraf-Richartz-Museum & Fondation Corboud, Cologne Photos: (c)RBA, Cologne 本展は、ドイツ連邦共和国ケルン市のヴァルラフ=リヒャルツ美術館・コルブー財団の協力のもとに開催されています。

◆「ゴッホの跳ね橋と印象派の画家たち ヴァルラフ=リヒャルツ美術館所蔵」
会場 あべのハルカス美術館
(〒545-6016 大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階)
会期 2026年7月4日(土)~9月9日(水)
開館時間 火~金/10:00~20:00、月土日祝/10:00~18:00 ※入館は閉館の30分前まで
観覧料(税込) 一般2100円、大高生1700円、中小生500円
問い合わせ あべのハルカス美術館、電話06-4399-9050

展覧会公式サイト https://www.ktv.jp/event/gogh_hanebashi/

LINEで送る

関連記事