墓石に切断された手首が…  映画の恐怖を見て、撮って、触って なんばスカイオ「ホラーにふれる展」

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 首なし地蔵、眼球のない女性、窓ガラスについた赤い手形。映画の恐怖を体感できる「ホラーにふれる展 ―映画美術の世界―」がなんばスカイオ(大阪市中央区)で開かれている。世界的にも人気を集める「ジャパニーズホラー」の映画美術にスポットを当て、「見る」「撮る」「触る」体験をしながら、ホラー映画の世界観を存分に味わえる展覧会だ。

(C)松竹お化け屋本舗
(C)松竹お化け屋本舗

 日本のホラー映画は、海外でも高い評価を得ている。それを支えているのは、特殊メイクや映像技術とともに、リアルな質感や空気感を生み出すハイレベルな映画美術の技がある。本展では、その職人技に触れながら、普段はスクリーン越しにしか見ることのできない同美術の裏側まで紹介する。

 本展は昨秋、東京で2万7000人以上を動員した人気イベント。夏休みの時期に合わせ、大阪にやってきた。

 会場に足を踏み入れると、切断された手首が置かれた墓石など、思わず息をのむような作品が並ぶ。一見、「怖い」としか思えないが、それぞれに設定やストーリーがあり、背景を想像しながら楽しめる。各作品には、「どんな素材で作られているのか」「どのような技法で質感を表現しているのか」といった解説キャプションも添えられていて、映画のリアリティーを支えるスタッフの創意工夫を知ることができる。

(C)松竹お化け屋本舗

(C)松竹お化け屋本舗

 また、すべての作品に直接触れて、持ち上げることができるのも本展の醍醐味。映画の撮影現場では、本物そっくりに見えながら、安全性や撮影効率を考えて軽量素材で制作されることが多い。巨大な岩や古びたマンホール、さびた鉄骨など、動かすのが難しそうなものも、持ち上げてみると予想外の軽さで、映画美術の高度な技術を実感できる。

 全作品の写真・動画撮影がOKであるのも本展ならでは。撮影位置にはモニターも設置され、自分の映り方を確認しながらベストショットを狙える。マンホール横の側溝から手を出したり、障子の裏のお化けと対面したりと、映画の登場人物になったかのような1枚を撮影するのも可能だ。

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