「実はそれ、『MBTI』じゃないんです!」 SNSで話題の性格診断、公式との違いを聞いてみた

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 SNSを中心に話題を集めている「MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)」と呼ばれる性格診断。一度はその名前を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

 しかし、多くの人が「MBTI」だと思っている診断は、実は公式のMBTIとは別物だといいます。

 では、公式のMBTIとはどのようなものなのでしょうか。

 このたび、声優やタレントを目指す専門学校生が、その2つの違いを調べ、タレントの誠子さん、ラジオDJのタケモトコウジさんがパーソナリティーを務めるラジオ番組内で取材リポートを発表しました。

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学生 ネットで「MBTI」と呼ばれている診断は知っていますか?

誠子 知ってる! めっちゃ流行ってるやつやん。

タケモト みんなは使うの?

学生 「MBTI」は、自己紹介の際に自然と話題になりますね。同世代の間では出身地を伝えるような感覚で「MBTI何?」と聞くことも珍しくなく、友だち選びの参考にする人もいます。ただ、実は今、「MBTI」と呼ばれているものは、正式な「MBTI」ではないそうで……。

誠子・タケモト いやいや、何を言うてんの!

学生 日本MBTI協会に取材したところ、現在「MBTI」と呼ばれている診断の多くは、「16Personalities」で、公式のMBTIとは別のものだということでした。

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「MBTI」と「16Personalities」。2つの間には、どのような違いがあるのでしょうか。

 学生たちは、日本で26年以上にわたり、公式MBTIの倫理的かつ適切な普及活動を行う一般社団法人日本MBTI協会に取材を行いました。

 同協会によると、公式のMBTIは、60年以上にわたって研究・開発されてきた国際規格の心理検査であり、性格を診断することが目的ではなく、自分の心の癖や習慣といった「認知のスタイル」を理解するために使用されてきたものだそうです。

 また、もともとはアメリカで開発されたもので、人命に関わる医療現場などで、コミュニケーションの行き違いを減らすために用いられてきたのだとか。

 さらに、MBTIは「そもそも結果が出るものではなく、自分が興味を持つ事柄や、自身が動機付けられるものなど、自分の心の動きを見るもの。自己理解のためのツールとして使用されている」といいます。

 誠子さんも、「研究対象としてきちんと扱われてきたんですね。心理テストとは違うんや」と納得した様子でした。

 その一方で、多くの人が利用している「16Personalities」は、娯楽として楽しむことを目的とした診断であり、公式サイトの利用規約にも同様の記述があるとのことです。

 また、公式の「MBTI」と「16Personalities」は、診断方法にも大きな違いがあります。「16Personalities」は個人で質問に答えて性格診断を行う一方、公式のMBTIでは認定ユーザーの支援を受けながら二択形式の質問に回答し、その後、4時間以上かけて対話を重ねながら診断を進めていくとしています。

「長い時間をかけて相手の質問に答えていく過程で、自分が何に興味を持ち、どのように物事を捉える傾向があるのかを見つめていくのが、公式のMBTIの大まかな流れ」と同協会。長時間の対話を重ねても、「16Personalities」のように「あなたはこのタイプ」と断定されることはないと説明します。

 この話を受けて、誠子さんはMBTIについて「解を求めているわけではなくて、対話自体が大事ということなんだ」と納得した様子でした。

 SNSで広く親しまれている性格診断。その楽しさはそのままに、公式のMBTIとは異なるものであることも知っておきたいところです。

手で「MBTI」の文字を作っている神戸電子専門学校の学生

※ラジオ関西『Clip』月曜日「走れ!Clip特派員!」より

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