また、リニューアルを記念した特別展「はじめ展(てん)~時と宇宙と人をつなぐモノガタリ」も開催。目玉は、世界で初めて作られた近代的なプラネタリウム「ツァイスⅠ型(2号機)」。日本の博物館で公開されるのは初めてで、「もう2度とこんなことはないかも」と、同館の職員は言う。

「ツァイスⅠ型」は、1925年ドイツ博物館で、世界で初めて一般公開されたプラネタリウムで、2号機は1926年以降ヨーロッパ各地で星空を投影してきた。1934年にオランダのハーグで常設されたが、1976年に火災で深刻なダメージを受け、以来倉庫で保管されていた。2017年に修繕プロジェクトがスタートし、気の遠くなるような作業を経て、当時の姿が戻った。実は、1930年代に日本で、この2号機を輸入しようという動きがあったが実現しなかった。日本で初めてのプラネタリウムになったかもしれないという。


また、日本初のロケット実験機となったペンシルロケットの実物のほか、同館の建設当時の写真資料など、様々な「はじめ」に関する資料を展示する。同館の井上毅館長は「『はじめ展』を『はじめてん』と、関西弁のイントネーションで読んでもらいたい」。「はじめ展」は、2026年12月6日(日)まで開催。展示内容によって期間が異なる。
井上館長は、「今回のリニューアルで天文科学館の魅力を再発見しました。リニューアルは出発点です。これまで培ってきたもの、伝統を大切にしながら、未来に向かってチャレンジを続け、次の世代に引き継いでいきたい」と話した。




