ダウン症の4歳兄、妹に注ぐまっすぐな愛に766万再生 「優しいお兄ちゃん」両親に話を聞いた

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 あらたくんが生まれ、ダウン症の確定診断を受けた日に夫婦ふたりで決めたのは、「あらたを隠さない」ということ。「釣りに登山にキャンプにスノボに、自分たちが経験してきた楽しいことを、あらたにもたくさん経験してもらおう。わたしたちも自分のしたいことを諦めない。なにも犠牲にしない」ーー家族3人の生活はこうして始まりました。

「新しい世界を一緒に。」(提供:@paracamp_artさん)

 あらたくんの生後半年を祝うInstagramの投稿には、ママの気持ちが残されています。

「この半年を振り返って思ったことは、あらたが生まれて失ったものはひとつもない。諦めたこともひとつもない。むしろうれしい出会いがあったり、たくさんの愛を感じた半年でした。

いま幸せですか?って聞かれたら、胸を張って『幸せです!』って即答できる自分がうれしい。あらたのことを好きになれてる自分がうれしいーー」

「自分たちはこの先もきっと大丈夫。なんでもできる気がする」とママ。(提供:@paracamp_artさん)

 あらたくんも今では4歳。ダウン症や障がいのあるファミリーとのキャンプ交流会『PARACAMP(パラキャンプ)』を立ち上げ、SNSを通じて積極的に発信活動をしているあらたくんの両親に話を聞きました。

ーーあらたくんが妹さんと初めて会った時の反応はいかがでしたか?

「病院で初めて対面したときは、正直なところ大きなリアクションはありませんでした。『わかっているのかな?』というくらい静かな対面だったと記憶しています。でも、周りのみんなが赤ちゃんのことを『可愛い!可愛い!』と可愛がる姿を見て、息子も同じように可愛がってくれるようになりました。

妹が泣くと気にするようになり、顔をのぞき込み、頭をなでるようになり、気づけば「かーいー?(妹どこ?)」と探す存在になっていました。

“お兄ちゃんになった瞬間”があったというよりも、日々の生活の中で自然と関係が育っていった感覚です」

赤ちゃん返りも少なかったというあらたくん(提供:@paracamp_artさん)

ーーお子さんが2人になってからの生活はいかがですか?

「楽しいです!でも、きれいごと抜きで言えば、大変なことも多いです。ワンオペの時は特に、体力・時間・精神すべてで余裕がなくなる瞬間があります。ワンオペでも、息子とふたりだった頃はよく外出していましたが、子どもが2人になると一気に大変になりました。家でご飯を食べる方が楽だし、ワンオペでの外出は少なくなったように思います。

それでも、子どもが2人になったことで見えた景色がたくさんあります。兄が妹に笑いかけ、妹が兄の鼻にキスをして、2人で声をあげて笑っている。その姿を見ると、『育てている』のは自分たちだけではなく、自分たちもまた、この子たちに育てられているのだと感じました。

また、『障がいのある兄』と『健常の妹』という構図で生活している感覚は、実はあまりありません。ただの兄妹で、ただの家族で、日常が流れている。もちろん配慮はありますが、特別扱いをすることよりも、今はできるだけ”普通に”日常を積み重ねることを大切にしています」

スキー遊び!(提供:@paracamp_artさん)

障がいがあるとアウトドアは難しい?自身の思い込みからスタートした活動

ーーパラキャンプの活動を通して伝えたいことはありますか?

「パラキャンプを始めたきっかけは、『障がいがあるとアウトドアは難しいのではないか』という自分自身の思い込みでした。でも実際にやってみると、確かに工夫や準備は必要ですが、“不可能”ではありませんでした。そして何より、自然の中では『障がいがある・ない』という線引きが、思ったより小さくなると感じています。

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