「ヒット曲は頭5秒が勝負」 沢田研二『勝手にしやがれ』を作った数々の才能たち 音楽評論家が解説

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 昭和歌謡・昭和ポップスの1曲を深掘りするラジオ番組が、1977年の日本レコード大賞を受賞した沢田研二さんの代表曲『勝手にしやがれ』(1977年)を特集。音楽評論家らが解説を交えて語りあった。

 ラジオ関西『中将タカノリ・橋本菜津美の昭和卍パラダイス』(木曜、午後9時15分~)でトークを繰り広げたのは、番組パーソナリティーを務める2人。シンガーソングライター・音楽評論家の中将タカノリさんと、シンガーソングライター・インフルエンサーの橋本菜津美さん。

沢田研二さんのヒット曲『勝手にしやがれ』はどのように作られたのでしょうか?(イメージ画像)

 今では“ジュリーのヒット曲”として認知される『勝手にしやがれ』。このタイトルは、もともと、ジャン=リュック・ゴダール監督の手がけたフランス映画『勝手にしやがれ』(1960年日本公開。原題『A bout de souffle』)へのオマージュ。

「(作詞家の)阿久悠さんはヒット映画からタイトルを拝借することが多いですが、この曲もその一つですね」(中将さん)

 中将さんによると、『勝手にしやがれ』がヒットする直前の沢田さんは、同曲リリースの前年である1976年に暴行事件を起こして謹慎した影響で、比較的おとなしめの楽曲を歌っていたそう。

 しかし、それらの曲は大きなヒットに至らず、復帰後第3弾となるタイミングで、作詞家の阿久悠さんがこの大胆なタイトルを提案。それまでの好青年的なイメージとは異なるダメ男の世界観を歌詞にしたのだという。

「確かにカッコいいばかりじゃなく、ダメさも感じられるほうが女の子は母性をくすぐられます」と、橋本さんは納得の様子。

 番組中、中将さんは作曲家・大野克夫さんのデモテープを収録した『幻のメロディー ~大野克夫 幻のデモテープ音源~VOL.2』から『勝手にしやがれ』のデモ音源を紹介。「大野さんが初めに提出したデモテープは16ビートでしたが、それを聴いたプロデューサーの木崎賢治さんは『キックの4打ちは日本語が浮き出やすい』と8ビートに変更を指示しました」と解説した。

 また、この印象的なイントロについても、「大野さんが作った当初からあったものですが、編曲家の船山基紀さんが『ヒット曲は頭5秒が勝負』という理念のもと、インパクトをつけるため羽田健太郎さんのピアノを加えました。またエンジニアの吉野金次さんの巧みなミキシングも光っています」と、中将さん。ヒット曲の裏には数々の才能が関わっていたと力説していた。

※ラジオ関西『中将タカノリ・橋本菜津美の昭和卍パラダイス』より

番組パーソナリティーの中将タカノリと橋本菜津美
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中将タカノリ・橋本菜津美の昭和卍パラダイス | ラジオ関西 | 2026/08/14/金 21:15-21:30

放送後1週間聴取可能、エリア内無料 radikoプレミアム会員はエリア外聴取可

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