夏の高校野球 社、力投のエース・岩井 甲子園は「最高の場所。みんなで野球ができて楽しかった」

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 夏の甲子園、第108回全国高等学校野球選手権大会は11日、大会7日目の4試合が阪神甲子園球場で行われ、第二試合に登場した兵庫代表の社は、和歌山代表の智弁和歌山に1-2で惜敗した。試合後、選手や監督が、敗退の悔しさをにじませつつ、メディアに思いを語った。

 9回103球、2失点で完投した社のエース・岩井秀耶投手(3年)。智弁和歌山の強力打線にも、150キロのストレートをはじめ真っ向勝負で挑んだ。「向こうは真っすぐを一発でとらえる能力がある。変化球でカウントを取りつつ、でも、真っすぐは高低を使って抑えることを心掛けて投げた。真っすぐは走っていたので、高めでもバッターは振ってくれる。そこはOKかなと思った」「気持ちだけでは絶対に負けたくなかった。そういうピッチングはできたと思う」と振り返った。そのうえで、「山本(航輝)の配球通りにして、それで打たれたらしょうがない。もう満点かなと思う」とバッテリーを組んだ2年生捕手、山本選手を労った。そして、「(甲子園は)本当に最高の場所。みんなで野球ができて楽しかった」と、チームメイトに感謝していた。

「チームに少しでも貢献できたのはよかった。今日は三振をしてもエラーを何個しても、声だけは最後まで出し切ろうと思っていた。それはできたかなと思う」というのは、2安打1デッドボールと全打席で出塁した桝井大吾選手(3年)。序盤、リードを許してもチームは動じることはなかったが、「普段から点を取られても想定内としてやってきた。そこは全然焦りはなかった」と、グラウンドでの心境を明かした。

「大会前だからといって全然ピリピリすることなく、全員が『ここはこうやな』など、私生活や練習に限らずわかっている。元気で、いいチームワークだった」と、今のチームを語った三塁手は、「向こうは荒れ球を一発で仕留めてきた。こっちは一発で仕留めきれたかといえば、そうではなかった。そこは学ぶところ」と、今回の智弁和歌山との試合で出た課題をコメント。後輩たちには、「地方大会ですごく助けてもらったので、自分たち(後輩)の代でも甲子園に行ってもらいたい」とエールを送った。

 また、「これまで経験したことがないような大舞台で緊張したが、先輩方は心強く、むちゃくちゃ偉大な先輩だと思った」と語ったのは、レフトで先発出場した小西輝明選手(2年)。

「今日は流れが左右した試合。1点を取ったあとの(チームの)ミスで流れがあっちにいって、勝ち切れなかったのが敗因。そういったところを詰めて、詰めて、突き詰めて、次に甲子園に帰ってきたときには絶対に勝ち切れるように、これから意識してやっていきたい」と述べた。

 また、満場の声援、特に3塁アルプススタンドからの社応援団の大歓声に勇気づけられたといい、「挨拶をしたときも、スタンドの皆さんから拍手や歓声をいただけたので、次に向かって、次こそは勝てる社高校を作って(甲子園に)帰ってきたい」と、新チームでの甲子園出場を誓っていた。

●社・山本巧監督 1点差での惜敗について「自分の責任です。いろんな意図で、あの戦術(7回裏、ランナー3塁でランエンドヒット)はあそこで実行したが、機能しなかったのが自分の責任」

兵庫代表・社 ※2026年7月31日の甲子園練習より(写真:ラジオ関西)
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