平成レトロブームとともに、再び注目を集めている「ギャル文化」。
日焼けした肌や派手なメイク、厚底ブーツ…。平成を代表するカルチャーとして知られる「ギャル」ですが、令和の若者たちはその見た目だけではなく「内面」にも注目しているようです。
このたび、声優やタレントを目指す専門学校生が、平成から令和へと変化してきたギャル文化について調査し、お笑いコンビ、ダブルアートの真べぇさん、ラジオDJのタケモトコウジさんがパーソナリティーを務めるラジオ番組内で取材リポートを発表しました。

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学生:お二人は、「ギャル」といえば何を思い浮かべますか?
タケモト:僕らの世代(1978年生まれ)でいうと、ヤマンバギャル!黒く日焼けして、顔の周りは白くて…。 携帯電話の先に、電波を受けたらキラキラ光るグッズをつけていたというイメージもありますね。
真べぇ:あとは20cmくらいの厚底ブーツ!こけている人も結構いましたもんね。
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パーソナリティーの二人が思い浮かべたのは、1990年代から2000年代にかけて、派手なファッションとメイクで一世を風靡した「平成ギャル」の姿でした。
時代によって変化しているという「ギャル像」。では、「平成ギャル」と「令和ギャル」にはどのような違いがあるのでしょうか。
学生たちは今回、さまざまな角度からギャル文化を紹介するウェブサイト「ギャルチャー」や、神戸の情報を中心に発信する人気インスタグラマーで「元ガチギャル」のウラリエさんに取材を行いました。
そもそも「ギャル」という言葉は英語の「girl」を由来とし、日本では1970年代頃から使われ始めました。その後、1990年代の「コギャル」ブームをきっかけに、渋谷を中心とした派手なファッションやメイクを楽しむ文化として広まったといいます。
また、ギャルには、「黒ギャル」「白ギャル」「姫ギャル」など、時代によってさまざまなスタイルが存在しています。
かつては日焼けした肌が特徴的な「黒ギャル」が流行しており、取材を受けたウラリエさんも、実はその一人だったんだそう。さらに当時は「サーフギャル」として、須磨海岸でナンパ待ちをしていたというエピソードを紹介すると、スタジオでは驚きの声が上がりました。
そして月日は流れ、「令和ギャル」の間では「白ギャル」が主流となり、以前と比べてナチュラルなスタイルへと変化しているそうです。
さらに学生たちが取材を進める中で、「ギャル=派手」というイメージとは異なる一面も見えてきました。
学生らによると、ギャルは派手な見た目から誤解されることもありますが、実は友達思いで仲間意識が強く、前向きな考え方を持つ人が多いのだそう。
真べぇさんは、自身の後輩で、ギャル芸人として知られるお笑いコンビ「エルフ」の荒川さんを例に挙げ、「僕の後輩の荒川がまさにそう。仲間を大事にするし、常に明るい」とコメント。さらに「『陰キャなんていない、太陽の光を浴びている時点で全員陽キャ』という荒川の名言がある」と紹介し、「そういう考え方こそが『ギャル』なんやと思う」と、ギャルの「内面の魅力」について語りました。
こうした「仲間を大切にする」「前向きに楽しむ」という価値観は、時代が変わってもギャル文化の魅力として受け継がれているようです。
その一方で、ギャルを取り巻く環境は、平成から令和にかけて大きく変化しています。
平成ギャルにとって渋谷は“聖地”とも呼ばれる特別な場所で、仲間との交流やおしゃれの中心でした。しかし、SNSが普及した令和では、渋谷に集まらなくても仲間とつながることができ、ネット通販やフリマアプリを通じてファッションを楽しめるようになっています。
番組では、そんな「世代の移り変わり」を感じさせる場面もありました。
学生の一人は、「実は僕のお母さんが昔ギャルだったんです」と紹介。日焼けサロンに通うお金がなかったため、自宅のベランダで日焼けをしていたというエピソードを披露し、「昔の写真を見せてもらったら、本当にギャルでした」と笑顔で振り返りました。
これを聞いたタケモトさんは、「じゃあ、みんなのお父さん、お母さんくらいがギャル世代なんや」としみじみ。真べぇさんは、「僕らの世代(1984年生まれ)でいうと、親がバブル世代やったような感覚やね」と話し、時代の流れを感じさせる一幕となりました。
最後に、タケモトさんは「じゃあギャルはどうやったらなれるの?」と尋ねると、学生は「今はギャルマインドを持っていれば、誰でもギャルになれる時代です」と説明しました。
現在のギャルは、派手なファッションやメイクだけではなく、「ありのままの自分を愛する」「好きなものを大切にする」「周囲に流されず前向きに楽しむ」といった価値観そのものが特徴だといいます。
平成では、派手なメイクやファッション、そして渋谷の街並みとともに語られてきたギャル文化。令和では、その見た目は変化しても、「自分らしく前向きに生きる」という精神は、時代を超えて受け継がれているようです。
※ラジオ関西『Clip』月曜日「走れ!Clip特派員!」より





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