歌手の氷川きよしさんが、このたび、ラジオ番組に出演。これまでの人生を振り返り、周囲の期待に応えようとするなかで抱えていた葛藤や、自分らしく生きることを決意した転機について語りました。

氷川さんが音楽に興味を持つようになったのは、幼いころ。母親に連れられ、5歳で訪れた松田聖子さんのコンサートきっかけだったといいます。
「松田聖子さんみたいになりたい」と憧れを抱いていたものの、「成長するにつれ、そもそも生物学的に違うんだとだんだんわかってきて。声が変わったときには、ものすごくショックでした」と当時を振り返りました。
また、「親の顔色をうかがったり、愛されるため・認められるために努力したりしていたので、ノーと言えない子だったんですよ」と幼少期について語りました。
高校時代に芸能教室へ通い、演歌を教える講師との出会いをきっかけに演歌の道へ。高校卒業後はアルバイトをしながらレッスンを重ね、2000年に『箱根八里の半次郎』でデビューを果たしました。
その後、歌手として多くのステージに立つ一方で、次第に葛藤を抱えるようになったといいます。
「素の自分と違う自分が、どんどんひとり歩きしていくような感覚」。氷川さんは当時をそう振り返り、「ステージに立っているのは、素の自分じゃなくて“氷川きよし”。ファンのイメージからはみ出ると、『申し訳ないことをしているんだ』と自分を責めるようになってきちゃって」と語りました。
転機となったのは、38~39歳のころ。『限界突破×サバイバー』のリリースをきっかけに、「もう自分の好きなように生きよう」と考えるようになったといいます。
「これまで、(自分の感性を)否定してきたんです。きれいなものをきれいと言ってはいけないとか、かわいいものをかわいいと言ってはいけないとか」(氷川さん)
そう振り返った氷川さんは、「人生は、常に限界突破ですね。限界なんかない。自分で決めているだけ」と語りました。
現在は、自身の事務所「KIIZNA」を設立し、演歌に加えてJ-POPやロックなど、ジャンルにとらわれない音楽活動を続けています。
現在の心境を、「自分のなかで今が一番幸せだし、すべてに対して感謝できる」と表現した、氷川さん。
今後は全国ツアーも予定しており、「デビューの原点である演歌など、いろんな色の自分を、衣装も演出も含めて表現したい」と意欲を語りました。





