2026年の中秋の名月は9月25日です。満月になる前の少し欠けた月で、満月になるのは2日後、9月27日です。中秋の名月と満月の日付がずれることはたびたびありますが、2日ずれるのは珍しいことだといいます。前回は2017年、次に日付が2日ずれるのは2043年となります。

中秋の名月は、旧暦(太陰太陽暦)の8月15日の夜に見える月のことをいいます。旧暦では、7月、8月、9月を秋としていて、その中央になるので「中秋」と呼びました。お月見は中国から伝わったもので、日本では、奈良・平安時代、貴族の間で広く行われていた。それが次第に農作物の収穫にまつわる行事と結びついて広まったと文献に残っています。団子を備えるのは、中国で月餅を備えていた習慣にちなむものといわれています。
月は地球の周りを回る衛星で、他の惑星も衛星を持ちます。国立天文台のホームページによると火星では「フォボス」「ダイモス」という2つの衛星が確認されています。木星ではガリレオ衛星と呼ばれる4つが広く知られています。木星は、英語でジュピター(Jupiter)、ギリシャ神話では最高神ゼウスです。4つのガリレオ衛星「イオ」「エウロパ」「ガニメデ」「カリスト」の名は、神話に登場するゼウスの愛人の名前から命名されました。
このほか、土星では67、天王星は28、海王星では14が「確定した」衛星とされます。土星では、290余りが報告されており、さらにまだ発見されていないものもあるのではとされます。もし地球と同じように生命体が存在していたなら、もしくは私たち人類がほかの惑星で暮らしていたなら、複数の月を見比べるお月見を楽しめるのかもしれません。
惑星のうち、金星と水星は衛星を持ちません。その金星と地球の衛星・月が9月14日の日の入り後、西の低空で接近します。年明けから西の空で「宵の明星」として輝いてきた金星は、9月19日に-4.8等という最大光度となります。望遠鏡を使うと三日月のような細く欠けた姿を見ることができます。金星は地球より内側を公転しているため、地球から見ると太陽に照らされている面の見え方が異なり、満ち欠けして見えるのです。また地球との距離も変化するため、見かけの大きさも変わります。最大光度の頃は、地球から見える金星面のうち、4分の1ほどにしか太陽の光が当たっていないので、細く欠けた形で見えます。ただ、地球から見て太陽の向こう側に位置する「外合」の時と比べ4倍近くも大きく見えるため、最も明るく見えることになります。
暑さも落ち着いてくる9月。ゆっくり「月」を眺めるにはいい季節になりそうです。





