昭和歌謡・昭和ポップスの1曲を深掘りするラジオ番組が、1973年にリリースされ日本のロック史に大きな影響を与えたキャロルの代表曲『ファンキー・モンキー・ベイビー』を特集。音楽評論家らが解説を交えて語りあった。
ラジオ関西『中将タカノリ・橋本菜津美の昭和卍パラダイス』でトークを繰り広げたのは、番組パーソナリティーを務める2人。シンガーソングライター・音楽評論家の中将タカノリさんと、シンガーソングライター・インフルエンサーの橋本菜津美さん。

矢沢永吉さん、ジョニー大倉さんらによって結成され、わずか3年の活動の中でロックシーンに多大な影響を与えた、キャロル。
中将さんは彼らについて「当時の日本のロックシーンは日本語によるロックの是非が議論されるような状況。そんな中で、日本語と英語をセンスよくチャンポンした歌詞と、母音を強調して崩すように歌うキャロルのスタイルは斬新だった」と解説する。
そんな彼らの代表曲である『ファンキー・モンキー・ベイビー』は、ジョニーさんの著書によると「“ファンキー・モンキー・ベイビー”という歌詞のフレーズが丸ごと降ってきた」。同時に「絶対このフレーズの前に“きみは”を入れたほうがいい」と感じ、矢沢さんに提案したところ「いいよ。バッチリだよ。ジョニー」と笑顔で受け入れられ完成したということだ。これは、自作のメロディーをいじられると激昂しがちな矢沢さんには珍しい反応だったという。
番組中で中将さんはオリジナルの他に、矢沢さん、ジョニーさんがソロに転じてから発表したセルフカバーバージョンの『ファンキー・モンキー・ベイビー』も紹介。
大物海外プロデューサーを迎え洗練された矢沢バージョン(1985年のアルバム『TEN YEARS AGO』収録)と、荒々しい初期衝動を感じるジョニーバージョン(2010年のアルバム『Darling, Hold Me Tight! 抱いて抱いて抱いて!』収録)を聴き比べ、「それぞれやりたいことが全然違ったんだなと改めて思います」と感想を述べた。







