Bプレミアの神戸ストークス 喝を契機に新ジム完成 私費投じたスポンサー会長「強いチームになって」

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 今シーズンからBリーグのトップカテゴリー「Bプレミア」に挑む神戸ストークスが、選手のトレーニング環境を大幅に強化した。ホームアリーナであるジーライオンアリーナ神戸内のトレーニングルームを改修し、エレコムの葉田順治会長がネーミングライツを取得した「葉田道場」が完成。バスケットボール選手の体格や動きに合わせた機材をそろえ、大柄な外国籍選手にも対応できる施設に生まれ変わった。

「葉田道場」で記念撮影を行う様子 写真左から、寺地賢人ストレングス&コンディショニングコーチ、中島三千哉選手、エレコムの葉田順治会長、ストークスの渋谷順社長、木村圭吾選手 2026年9月1日のメディア公開より(写真:ラジオ関西)

 整備のきっかけは、ストークスの渋谷順社長が「創業者の大先輩」と慕う葉田会長が、ジーライオンアリーナ神戸を訪れたことだったという。「素晴らしいアリーナができてびっくりした」と述べつつ、当時のトレーニングルームを訪問した際には「全然しょぼいやないか」と、渋谷社長を一喝。そこから、「私が9割、会社1割」と述べるように、ほぼ葉田会長の私費を投じてウエイトトレーニング機材が寄付されることになった。

 チームにとっても、選手のコンディション維持、フィジカルの強化はこれまで以上に重要になる。年間60試合を戦う上、BプレミアはB2(昨シーズンまでの2部リーグ)と比べてスピードもフィジカルも違うもの。実際にプレシーズンゲームでも強度の高さ、対人でのバトルは激しいものがあった。渋谷社長も「選手のコンディションをずっと整え続けるということが、勝敗や経営に直結する」と話す。

 今回の施設整備では、単にトレーニング機材を増やしただけではない。寺地賢人ストレングス&コンディショニングコーチは「Bプレミアに通用するための機材を多く入れること」を最初に考えたと説明する。

 特に意識したのが外国籍選手への対応だ。2メートルを超える選手もいることから、懸垂などの動作では従来のラックでは高さが足りず、ひざを曲げなければならないこともあったという。そこで今回は高さ9フィートのパワーラックを3台導入。大柄な選手でも十分な姿勢でトレーニングできる環境を整えた。

神戸ストークスの新トレーニングルーム「葉田道場」 2026年9月1日のメディア公開より(写真:ラジオ関西)
神戸ストークスの新トレーニングルーム「葉田道場」 2026年9月1日のメディア公開より(写真:ラジオ関西)

 さらに、バスケットボール特有の動きにも対応する。走る、止まるだけでなく、回転や斜め方向への動きなど、複合的な動きを想定した機材をそろえたほか、ジャンプの高さやパワーの出力を高めるための機材も導入した。

 寺地コーチは「単に筋力トレーニングをして、体を大きくするとか、そこだけの目的ではない」と強調する。60試合を戦い抜く体をつくり、けがを防ぐことに加え、けがをした選手がリハビリを経て「けがをする前よりも強くなってコートに戻る」ための環境も整えた。

 機材は100種類以上に及び、整備費は2000万円強。ストークスカラーを取り入れたベンチや床、照明などにもこだわった。渋谷社長は、最新機材の充実度について「(Bプレミアで)おそらくトップ5に入るぐらい」と話す。

「ぜひここで筋トレをやって、1部(Bプレミア)で上位をやっつけてほしい」と選手たちに期待を寄せる、葉田会長。「第二の故郷」と話す神戸への支援は今回が初めてではなく、これまでも母校(甲南中学校・高校)などにトレーニング環境を提供してきたという。「ストークスがぜひ上位に行って、この筋トレを毎日やって、ぜひ強いチームになって、神戸を活性化していただければ」と、エールを送っていた。

エレコムの葉田順治会長、ストークスの渋谷順社長、寺地賢人ストレングス&コンディショニングコーチ 2026年9月1日の記者会見より(写真:ラジオ関西)
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