「秋なのに、まだ暑い」。そんな季節の違和感を、前向きな楽しみに変えようと、通販大手「フェリシモ」(神戸市中央区)が新たな取り組み「セカンドサマープロジェクト」をスタート。同提案に賛同する兵庫県内の企業や施設などとともに、このほど同社で合同発表会を開いた。
「セカンドサマー―」は、9月以降も続く長い残暑を「もう一度楽しむ第2の夏」と捉え直し、ポジティブな秋の過ごし方を提案する取り組み。背景にあるのは、気候変動によって変わりつつある日本の季節感だ。フェリシモは2023年から、実際の気温と季節ごとのファッション提案とのずれに着目、商品やカタログの見直しを進めてきた。2023年までは8月号で秋服へ切り替えていたが、2024年には同月を半袖中心の提案に変えた。2025年9月、ノースリーブワンピースを打ち出し、暑いうちは1枚で着て、気温が下がればブラウスなどを重ねる着こなしを紹介したところ、掲載商品の販売数が前月比190%となったという。

今回のプロジェクトで、フェリシモは「セカンドサマー服」を提案。接触冷感や吸汗速乾、通気性といった機能性を備えつつ、秋らしい色や素材、デザインを取り入れ、長い期間着回せるよう「夏仕様の秋の服」をそろえた。
例えば「SUSU!ジャケット」は、一見、秋らしいツイード風でありながら、通気性の高い軽やかな素材を採用。シャツ感覚で羽織れるジャケットとして仕立てた。接触冷感とUVカット機能を備えた薄手の「ベロアカーディガン」は、ブラックやグレージュ、ブラウンといった秋らしい色合いで季節感を演出しながらも、涼しく着られるのが特徴だ。さらに吸汗速乾素材を使った「大人のラガーシャツワンピース」や、汗をかいても蒸れにくく、軽量でしわも気になりにくい裏メッシュ素材のテーパードパンツなども展開。発表会で、フェリシモの三宗千尋さんは「カレンダーで刻んだ服でなく、『今着たい服』をつくり、生活者のニーズに寄り添った商品展開をしていきたい」と語った。


一方、発表会には兵庫県内の企業や施設も参加。代表者が登壇し、それぞれの取り組みについて説明した。劇場型アクアリウム「átoa(アトア)」(神戸市中央区)は19日から23日までのシルバーウィークに「セカンドサマー・まだ遊べる夏」をテーマにした企画を実施。館内で出会った生きものや空間をモチーフに、自分だけの水槽を作る「スノードーム作り体験」など、涼しい屋内で楽しめるワークショップを開催する。参加者には、フェリシモの「キンキンに冷えるかき氷保冷剤」をプレゼント。





