被災地支援や防災・減災活動を「女性の目線」から取り組む甲南女子大学が、12日、「衣食住」をテーマにした体験型防災イベントを、神戸市内で開いた。

「甲南女子大学ぼうさいフェアvol.2~自分で守るいのち、みんなで守るいのち~」は、去年に続き2回目の開催。「衣食住」をテーマに、企業・団体と連携し12の参加・体験型プログラムを用意した。同大学は、神戸トヨペット株式会社(本社:神戸市兵庫区)と2024年に地域貢献・人材育成に関する包括連携協定を結んでおり、イベントを通して地域防災の取り組みをすすめ、地域全体の防災力向上につなげたいとしている。会場となった神戸トヨペット御影店(神戸市東灘区)には、多くの人が訪れ、災害への備えを「知る」だけではなく、「見て・作って・体験する」ことを通して防災への意識を新たにしていた。

同大学の社会連携課の学生スタッフ’himawari’のメンバーは、クイズを通して防災について学ぶコーナーを設けた。「スーパーで買い物中に地震が起きたらどうする?」「避難所で生活するとしたらどんなことに困ると思う?」など、いろいろなシチュエーションで取るべき行動について、来場者は学生スタッフと話をしながら考えた。学生は「私達は阪神・淡路大震災を経験していないので、あの時はこうだったと教えてもらうことも多かった。自分たちが勉強になりました」と笑顔を見せた。

また、避難の際には車中泊をするケースが増えていることから、「アウトドア感覚で楽しく防災に取り組める」工夫や必要なものを紹介するコーナーや、神戸市消防局によるバーチャル消火訓練を体験できるコーナーなども設けられた。




このほか、光る素材や蛍光色を使うなど工夫が詰まった防災服や車が水没してしまった場合に窓ガラスを割ることができる道具、簡易トイレなどの防災グッズが展示され、来場者は実際に手に取るなどして担当者の話に耳を傾けていた。簡易トイレについて担当者は「災害の時だけでなく、例えば日常生活でもベッドサイドに置けば、高齢者などの負担軽減にもなりますし、エレベーターの中に置くことができるようなものもあります」と話していた。





