魚を釣るときに生き餌の代わりに疑似餌(ルアー)を使うことがあります。疑似餌。そう、本物のエサに似せているから魚が釣れるんやと、いかにエサに近いリアルな形・ディテールかで魚に勝負を挑むもんやと思てました。
先日、ルアーコレクターで作家の岩谷薫さんの家に遊びに行った際にルアーの数々を見せてもらいました。そのなかで「なにこれ?」と思ったのが、伝説の未確認生物である人魚型のルアーでした。

人魚といえば、伝説や物語に出てくるくらいで、その姿形ははっきりとわかっていません。いわゆるUMA(未確認生物)ですから、そこら中にいるわけではありません。
魚が食べるもんと間違えるわけがないと思ったんで、「こんなんで釣れるん?」と尋ねると、「釣れるよ」と即答。
早速、現場に向かいました。

現場で改めて人魚型ルアーを見てみると、顔つきは西洋人風で、腕を上げて両手を頭の後ろで組むようなポーズをしていて裸。唯一、疑似餌っぽいなと思ったのは下半身が魚だというところ。
しかし、人魚伝説の舞台は海です。到着した現場は……近所の池ですやん。
なんて、ブツブツ言うてるうちに、岩谷さんは方向を定めてルアーをキャスティング。
着水してから、ロッドを上下左右に巧みに動かして泳いでいるようにみせているわけなんですが……。ルアーを見てみると、まさかの背泳ぎなんです。思てた人魚の泳ぎ方ではない(笑)。







