【八村塁が今夏、神戸に残したもの】育成プロジェクトで次世代担う選手たちに伝授 世界で戦う心得

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 アメリカのプロバスケットボールリーグ・NBAで活躍する八村塁選手(ロサンゼルス・クリッパーズ)が今夏、神戸で、自身が主宰する次世代育成プロジェクトを開催した。

八村塁選手 ※2026年8月5日撮影(写真:ラジオ関西)

 このプロジェクト「BLACK SAMURAI」は、八村選手がNBAで培った経験やマインドセットを次世代へ伝え、日本バスケットボール界のさらなる発展につなげようと企画したもの。

 神戸では初開催となった同プロジェクト。8月4日と5日に神戸市中央区のジーライオンアリーナ神戸で行われた「Daiichi Life Group Presents BLACK SAMURAI KOBE CAMP」には、事前に選ばれた中高生約100人が参加し、八村選手も信頼を置くフィル・ハンディコーチ(現、ダラス・マーベリックス アシスタントコーチ)のもとで、世界レベルのトレーニングや競技への向き合い方について指導を受けた。

 また、地元のBリーグクラブ、神戸ストークスの選手やスタッフもサポート役として参加した。

フィル・ハンディコーチのもとでバスケクリニックに臨む選手たち ※2026年8月5日撮影(写真:ラジオ関西)
サポート役として選手たちを指導した神戸ストークスの川辺泰三ヘッドコーチ ※2026年8月5日撮影(写真:ラジオ関西)

 5日のクリニックでは、八村選手とフィルコーチが、選手たちからの質問に答えた。

 海外でプレーするために必要なことを問われた八村選手は、海外選手との体格や身体能力の違いに触れた上で、「日本人の得意なスピードや判断力、バスケットボールIQで補われるものもある」と説明。「ここで学ぶだけでなく、帰った後もイメージしながら練習することが習慣になれば、自分のためになっていく」と、継続して取り組むことの重要性を説いた。

※2026年8月5日撮影(写真:ラジオ関西)

 また、NBAで求められる選手像については、「チームから役割を与えられるのを待つのではなく、自分で役割をつくっていくもの」と強調。「コーチから『早くコートに戻ってきてほしい』と思われるような選手にならなければいけない」と、自らの価値を示すことの大切さを述べた。

 フィルコーチも、「コーチの話を聞くこと、良いチームメイトであること、ハードに取り組むこと。この3つが最も重要だ」と説明した。

 さらに、フィルコーチは選手たちに、あえて「居心地の悪い環境」をつくることの重要性にも言及。慣れない環境やプレッシャーの中で自分を表現することが、成長につながると伝えた。

 八村選手は最後に、「ここで終わりではない。帰ってからも(このキャンプで学んだことを)続けることが一番大事」と強調。「学んだことをチームメイトにも伝えながら成長してほしい」と、次世代を担う選手たちにメッセージを送った。

 フィルコーチは「日本バスケットボールのレベルを引き上げる担い手は皆さんだ」と激励。「コートに立つたび100%を出し切り、競争し続けてほしい」と語るとともに、支えてくれる家族への感謝の重要性も語った。

※2026年8月5日撮影(写真:ラジオ関西)
八村塁選手とフィル・ハンディコーチ ※2026年8月5日撮影(写真:ラジオ関西)
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