神戸・ポートアイランドでコガネヒアリ国内初確認 約2万匹、女王20匹など 神戸市が根絶へ防除

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 神戸市は25日、ポートアイランド(神戸市中央区)のコンテナヤードで、ヒアリ類の一種「コガネヒアリ」が国内で初めて確認されたと発表した。今月14日に環境省の全国港湾調査で発見され、その後の調査で働きアリ約2万個体、女王アリ約20個体、羽アリ約500個体、幼虫など多数が見つかった。現時点で人的被害は確認されていない。市は環境省や兵庫県などと連携し、根絶に向けた集中的な防除を進めている。

今回確認されたコガネヒアリ(働きアリ)=神戸市提供
今回確認されたコガネヒアリ(女王アリ)=神戸市提供

 コガネヒアリは、米国南西部からメキシコ北部を原産地とするヒアリ類の一種。夜行性で、乾燥した地域の土中や石の下などに巣を作る。刺されるとアレルギー症状を引き起こすことがあるが、原産地などの分布地域での被害報告は限定的という。特定外来生物のうち、まん延した場合に著しく重大な影響を及ぼす恐れがある「要緊急対処特定外来生物」に指定されている。

 今回の発見は9月14日、環境省が毎年実施している全国港湾調査の神戸港での定期調査で、調査事業者がコンテナヤード上にいたアリを確認したことがきっかけとなった。コンテナの外壁面やコンテナ直下の土中から出入りする、ヒアリ類と疑われるアリ約1500個体が見つかったため、周辺に殺虫剤が設置された。同16日には神戸市と環境省が現地を確認し、防除作業を実施。17日にはアリが土中から出入りしていた場所の直上にあったコンテナを吊り上げ、コンテナとその周辺を詳しく調査した。その結果、働きアリ約2万個体、女王アリ約20個体、羽アリ約500個体、幼虫など多数が確認された。現場ではベイト剤(毒餌)や液体型殺虫剤などを用いた集中的な駆除が行われた。その後、環境省から依頼を受けた専門家が調査した結果、21日に今回確認されたアリがコガネヒアリであることが判明した。

 市によると、コガネヒアリが確認されたコンテナヤードは一般の人が立ち入ることのできない区域で、今回の確認に伴う人的被害は今のところない。市は今後も環境省や兵庫県などと協力し、現場周辺での目視やトラップによる調査を続けるとともに、集中的な防除を実施し、定着の防止と根絶を目指す。

コガネヒアリが確認された場所(神戸市提供)

 市は、ヒアリやアカカミアリを含むヒアリ類と疑われるアリを見つけた場合、むやみに刺激せず、発見場所や生きたアリの数などを確認したうえで、速やかに環境省地方環境局などへ連絡するよう呼びかけている。ヒアリ類に関する一般的な相談や健康被害については、「ヒアリ相談ダイヤル」(0570-046-110)で受け付けている。受付時間は午前9時から午後5時までで、土日祝日も利用できる。

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