農地・公園・道路などの整備に使われる機器のひとつ「草刈り機」。そこに装着される「歯」の生産地のひとつが兵庫県三木市です。
三木と言えば日本の金物産地のひとつに数えられますが、その名は国内だけでなく、海外にも浸透しつつあるそうです。三陽金属株式会社(兵庫県三木市)の常務取締役・五本上真大さんに話を聞きました。

三木市生まれの刃物は、アメリカ・ヨーロッパ・アジア・オセアニアなど世界各地で使われています。五本上さんによると製品に求められる品質は「耐久性」だとか。というのも、海外では日本と比べてエンジン馬力が大きい機械を使う傾向に加え、硬く強い草木を扱うケースがあるといい、刃物に大きな負荷がかかるといいます。

こうしたニーズに応えるのが“金物のまち”として発展してきた、三木の「ものづくり力」です。かつては成形・熱処理・研磨など工程ごとに専門の事業者が分かれていましたが、それらの技術の蓄積を背景に現在は全ての工程を一貫して行う企業もあるとのこと。
日本国内で培われてきた技術をそのまま海外へ持ち込むのではなく、現地での「使われ方」に合わせて刃物をつくるところに、三木のものづくりの強みがあると五本上さんは話し、インタビューをしめくくりました。
(取材・文=洲崎春花)
※ラジオ関西「谷五郎の笑って暮らそう」2026年9月27日放送分より




