宝塚歌劇団雪組の懸千(あがた・せん)が、1月20日に放送されたラジオ番組『ビバ!タカラジェンヌ』(ラジオ関西)で、宝塚大劇場で上演中の『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』について、本公演の役作りや、新人公演に向けての意気込みを語った。
今回、主役であるヌードルスの幼馴染パッツィー役を演じている、懸。少し抜けたところのある、おっとりした役どころについて、番組パーソナリティーの小山乃里子から「似合っていてビックリした」と言われると、「(原作の)映画を見た印象で、パッツィーはどんくさいキャラクターという印象が強かったので、舞台でもそれを活かしたいと思って演じている」と、役作りの取り組みを明かした。
フィナーレでは、役のメイクのまま可愛い衣装に着替えてロケット(ダンス)に出ていることにも触れ、「自分でも違和感はある。みんなにもいろいろイジられるが、自分の中ではパッツィーの妹『パツィ子』という役だと勝手に設定している」と裏話を語った。
放送日の翌日に行われる新人公演では、本公演で彩風咲奈が演じるマックス役に挑戦。彩風のエネルギーを毎日間近で感じているからこそ、同じものが出せない自分への悔しさがあるとにじませつつ、「後半に少し空白の時間があるが、その間のマックスも感じてもらえるような人物を作り上げたい」と、本番への抱負を述べた。
雪組宝塚大劇場公演は、2月3日まで上演中。